サビ果誘発性物質の解明

こんにちは。3年果樹チームです。
リンゴの花に含まれるサビ果誘発性物質を解明するための実験を5月28日の実習で行いました。
サビ果とは リンゴの果皮表面にザラザラした褐色のコルク状物質がある果実です。
食味には影響ないものの、見た目が悪いため商品価値が著しく低下します。
そこで、サビ果の発生を防ぐために、今年は二つの実験を行いサビ果の発生要因を解明します。

一つ目は、サビ果誘発性物質の解明に関する実験です。2024年に花から抽出した処理液を果実に塗布したところ、塩基性の物質がサビ果の原因であると考えられました。
生産学科の野下先生がリンゴの花に含まれる物質を分析し、 ある物質が最も多く含まれることがわかったため、
今年は、その物質を塗布しサビ果発生率と発生指数を比較します。

二つ目は、花がらが雨に濡れることで本当にサビを誘発しているのかを確かめる実験です。
花がらが付着した果実と除去した果実に毎日蒸留水を散布し サビ果発生指数に違いが生じるか検証します。
10日間(5月29日から6月6日まで)3、4年生で幼果に毎日蒸留水を散布し、ビニール袋をかける作業を行います。

大変ですが分担して頑張ります。
どのような結果が出るか楽しみです。