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ギャラリー
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榕樹の異様な形態は何やら人間の精神に響くものがある。榕樹は漢名で,日本ではガジュマルと呼ばれている。ガジュマルを見ていると,まさに樹木が溶け出して妖精が出現してくるような気もしてくる。台湾の台南市で開催されたISEM2008国際会議に出席した折に,熱帯地方に生える常緑高木ガジュマルに出会うことができた。ガジュマルは南国では木陰をつくるために,よく道観や寺院に植樹されている。写真のガジュマルは赤カン楼の茶屋の屋根として憩いの場を提供している。しかしながら,別名「絞殺木」とも呼ばれるガジュマルの生存戦略は極めて興味深く,研究意欲をそそるものがある。
参考文献:
もう一つのISEM2008国際会議参加報告
須藤誠一
実験力学,Vol.9, No.1, pp.62-63(2009).
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Last updated: Apr. 4, 2009 |
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