Fluid Systems Engineering Laboratory
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研究内容

 
1.微小生物の有する機能・機構の工学的解析とその応用
 生命はどこからやってきたのか不明ですが,地球上には1個の細胞で出来た非常に小さい生き物から複雑な生き物まで実に多種多様な生命が存在し,神秘と不思議に満ちています。本講座では,生物の持っている優れた機能や機構を解析究明して,それらの成果を工学技術に応用する研究を行っています。特に,昆虫の飛翔機能や遊泳機能を調べて,それらの成果を微小な機械システムに応用してゆきたいと考えています。昆虫はサイズが小さいにもかかわらず極めて巧みに空を飛びます。それらの飛行術には航空力学でも説明のつかないものもあり,自然の仕組みに驚かされます。また,空を飛ぶ前には水中生活をする昆虫もあり,その遊泳技術の素晴らしさにも驚かされます。本講座では生物の有する機能・機構を調べる研究活動を通じて,工学的な観点から生命現象の解明にせまりたいと考えています。

 これまでの研究1 日本流体力学会数値流体力学部門Web会誌, Vol.12(3), 2005.
 これまでの研究2 ながれ, Vol.21(2), pp142-152, 2002.
 これまでの研究3 計測自動制御学会東北支部第182回研究集会論文集, pp3.1-5, 1999.
 これまでの研究4 JSME International J. Series C, Vol.44(4), pp1103-1110, 2001.
 これまでの研究5 Experimental Mechanics, Vol.45(6), pp550-555, 2005.




2.磁気機能性新素材の特性解析とその応用
 21世紀は技術革新の時代といわれており,環境条件に知的に応答し,機能を発現する能力を有するインテリジェント材料の開発が活発に進められています。そのような状況から,外部磁場に対して特異な応答を示す磁性流体が開発され,改良が加えられています。また,優れた磁気特性を有する永久磁石なども開発され,それらを有効に利用するシステムとしての応用が期待されています。本講座では,これらの磁気機能性新素材と生物に観察される微小振動を融合したシステムとして,マイクロアクチュエータを開発したいと考えています。そのため,磁気機能性流体の様々な場に対する基本的な応答特性を調べています。さらに,磁性流体とNdFeB磁石,および微小な強さの交流磁場を用いた非接触で駆動できる振動型および回転型マイクロ磁性流体アクチュエータの開発を進めています。

 これまでの研究1 http://mhd.sal.lv/authors/Sudo_S.html
 これまでの研究2 J. Intel. Mat. Syst. Struct., Vol.13, pp409-413, 2002.
 これまでの研究3 J. Intel. Mat. Syst. Struct., Vol.13, pp539-543, 2002.
 これまでの研究4 JSME International J. Series B, Vol.48(3), pp464-470, 2005.
 これまでの研究5 J. Intel. Mat. Syst. Struct., Vol.17, 729-736, 2006.




3.気液界面流動現象の素過程に関する研究  
 気体と液体が接する気液界面では,状況に応じて様々な流動現象が発生します。例えば,気液界面が振動を受けると波動あるいは場合によっては界面崩壊が発生しますし,気液界面に液体と同種の液滴が衝突する場合には液体間に形成される薄い気体膜からの気体流出が続いて,ファン・デル・ワールス力が効果を現すまで液滴は浮遊し続けます。また,衝突によって液体内に気体が持ち込まれると,気泡が形成され,気泡の形状振動による音波が発生します。さらに,液面と液滴が合体する場合には,不思議な流動が発生します。これらの物理現象は自然界に観察される様々な複雑気液界面流動現象の素過程となっています。このような素過程を物理的な観点から,一つ一つ解明する研究を続けております。

 これまでの研究1 AIAA J, Vol.18(4), pp442-449, 1980
 これまでの研究2 AIAA J, Vol.25(5), pp727-732, 1987.
 これまでの研究3 Exp. Therm. Fluid Sci., Vol.1, pp159-169, 1988.
 これまでの研究4 Energy Conversion and Management, Vol.43(3), 289-297, 2002.
 これまでの研究5 AIP Conf. Proc., Vol.982, 606-611, 2008.




Last updated: Mar. 31, 2008

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