|
|
ギャラリー
|
|
アメリカ合衆国Lake Tahoeで開催されたERMR2006国際会議に参加して,とても大きなタンポポを見つけた。タンポポであれば花茎に頭花を一つだけ付けるが,茎が枝分かれしていて数個の花を付けている。初めて見たときには,花が熟していて冠毛を有する種子が大きく展開し,逆光で眺めると白く輝いていてとても美しく見えた。
帰国後に院生の松井君が調べると,キバナバラモンジンTragopogon pratensisであることが判明した。日本語で別名,バラモンギク,キバナムギナデシコ,キバナザキバラモンジンとも呼ぶ。冠毛構造からキバナバラモンジンの種子は明らかに抗力を利用する形態をとっていたので,さっそく研究課題として取り上げさせていただいている。
参考文献:
低レイノルズ数流れに関連する植物冠毛の構造
松井 直,須藤誠一
実験力学,Vol.8, No.4, pp.351-358(2008).
|
|
|
Last updated: Mar. 2, 2009 |
|