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ギャラリー
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振動する容器内の気液界面の挙動を把握するには固有振動数を知る必要がある。一般に固体容器自身の固有振動数は容器内液体のそれに比較して十分高いので,工学的には液体の固有振動数が問題となることが多い。一般に,容器振動の振動数を液体の固有振動数に近づけると液体は共振して液体内の圧力や液面の波高は著しく増大する。しかしながら,液面挙動は容器が同じでも加振の方向によって異なる。
水平振動では1次の非対称モードの共振波,鉛直加振では加振振動数の半分の振動数をもつ1/2分数調波が支配的である。写真は,鉛直振動する円筒容器内の液体表面波を示している。加振振動数6.4Hz,加振加速度0.3g(gは重力加速度)の条件で発生したモード(0,1)と高次モードのカップリングモードを示している。
参考文献:
縦振動する円筒容器内の液体自由界面の挙動
橋本弘之,須藤誠一
日本機械学会論文集,第49巻,第445号,pp.1841-1849(1983).
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Last updated: Apr. 28, 2009 |
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