ギャラリー チビゲンゴロウの遊泳 　チビゲンゴロウの遊泳における肢運動は，ゲンゴロウやマルコガタノゲンゴロウとは異なっている．ゲンゴロウなどは左右の後肢を同期してオールを漕ぐように後肢を動かす．ところが，チビゲンゴロウの左右の肢は同期せず，交互にパドリングして推進している． 　写真は割り箸に彫った幅3.3ｍｍ，水深3.0ｍｍの水路内を自由遊泳しているチビゲンゴロウの様子を示している．上から眺めていると，歩いているように見えるが歩行とは全く異なっている．何故にチビゲンゴロウがこのように遊泳するのか明らかではないが，この遊泳法は泥中を移動する場合などには有利であろう． 参考文献： ゲンゴロウの遊泳原理に基づく泳動メカニズムの運動特性 須藤誠一，菅　康彦，矢野哲也，露木浩二 日本機械学会論文集（B編），第73巻，第736号，pp.2440-2449(2007). ← Previous Index Next → Last updated: Jan. 7, 2008

Copyright (C) 2005-2009 Sudo Laboratory, Department of Machine Intelligence and Systems Engineering,
Faculty of Systems Science and Technology, Akita Prefectural University (APU)