これからの行事
2018.02.14(水)9:00 ~ 卒業研究発表会(応用生物科学科)があります
2018.03.23(金)卒業式があります
その他
2018.02.02~03 緑膿菌感染症研究会(仙台)
2017.12.21 更新しました

微生物とは?

微生物とは、「肉眼でみることのできない微少な生き物」の総称で、直径1mm以下の大きさの単細胞や形態的機能分化のほとんどない多細胞の生物を指し、次のような種類の生物からなります。

真核微生物:原虫類、真菌類、藻類
原核微生物:細菌類、シアノバクテリア、古細菌(アーキア)
ウイルス :動物ウイルス、植物ウイルス、バクテリオファージ

特徴としては以下の様なことが挙げられます。
1.多様性に富む
2.成長速度が速い
3.代謝効率が良い
4.代謝活性が高い

 人類は有史以前からそうとは知らずにビールやブドウ酒などの発酵食品の製造に微生物を利用してきました。パスツールやコッホらの登場によって微生物学が発達し微生物のもつ様々な能力が明らかにされ、その能力を人類の役立てようとする研究が進められるようになりました。現在、微生物は発酵・醸造食品に留まらず、医薬品の製造や環境の浄化、資源の再利用にも用いられています。
 この地球上には莫大な数の微生物が存在しており、病原性を示すものや発酵に用いられる有益な微生物などを含めても、分類され名前が付けられているものはほんの数%に過ぎず、まだまだ未知の微生物が無数に存在しています。
 私どもの研究室では、この無数に存在する微生物のもつ様々な機能や作用を分子レベルで解明するとともに、人類にとって有用なものを作り出すための制御技術や微生物機能の改変について教育・研究を行います。