研究内容の紹介


秋田県の落雷特性に関する研究
 秋田は年間雷日数が30日を超える雷多発地域です。 雷雨は非常に多くの落雷と激しい降水を伴うため、社会生活や農作物に様々な損害を与えます。
 たとえば、2002年10月4日秋田付近を通過した活発な雷活動を伴う寒冷前線によって県内各地で直径3cmを超える大粒の雹が降り、農林被害(被害総額1億5千万円以上)、自動車販売会社における屋外保管車両に多くの損傷が生じています。
 
 私たちは、寒冷前線に伴う雷活動の特徴の解明や、落雷発生時の大気環境の把握を目的とした研究を行っています。
 活発な雷活動が観測された2002年10月4日の降水強度の分布。 強い降水強度を示す赤く塗られた部分がライン状に並んでいる様子がわかります。  左図と同じ時間の落雷発生地点と落雷の電流値の分布。
 強い降水強度が見られた領域で多数の落雷が観測されていることがわかります。
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