私たち地域ビジネス革新プロジェクトの3年生は、11月5日~11月6日に大館にある農家民宿と陽気な母さんの店の調査へ行きました。約1時間30分の道のりは個人的には長い旅路です。音楽を聴き、時間は無為に過ぎています。とてももったいないですが、仕方ありません。本を読めばいいと思いいのでしょうか?しかし、車に乗っているときに本を読んでしまうと激しい車酔いに苛まれ、人間の尊厳を失うことになります。20代にしてそんなブラックサイド、作りたくありません。
そうこうして大館にある陽気な母さんの店に着きます。私たちはそこできりたんぽ作りを行いました。味噌につけて食べたりお汁の中に入れたりして食しました。実は私は初めてきりたんぽなるものを食べました。郷土料理はその土地の味覚を表すものだと思いました。
その後、私たちはいよいよ農家民宿に泊まることになります。内容は割愛します。
農家民宿で感じたことは、思っている以上に相手の生活スペースや精神的なスペースに入り込むということです。さながら親子です。当たり前ですが、本当の親子ではなく、偽物です。しかし、本物に近い偽物だからこそ意義があるのだと思いました。皆さんは本物と偽物、どちらを大事にしますか?もちろん本物ですよね。だから本物に対して何か言いたいことがあったとしても、私たちは押し殺します。本物であるというだけでストレスになるのかもしれませんね。私は本物の親に対してあまり心を開きません。それはきっと、上のような事が理由なのです。そんな私でも、農家民宿先のお母さんには、普段絶対話さないようなことを話しました。偽物であるからこそ素直になれるというのはこういう感覚なのか、と自分自身驚愕し、納得しました。私は基本的に表面上しか人を信頼しないので、これは本当にびっくりしました。1泊しかしていないのにここまでの信頼関係を築けるのは不思議なことでした。
以上が農家民宿の感想です。少し長くなってしまいました。すみません。興味がわいた人は一度行ってみてはいかがでしょうか。地域ビジネス革新プロジェクトに配属されればきっといけますし、大学でも企画されていた気がするので、それを利用するのもいいかもしれませんね。