秋田駅のそばに、八百屋さんや魚屋さんがたくさん入っている市場のような建物があります。私は日本酒が好きなので、おいしいお魚を買いたいと思って、たまに行っています。お魚は、切り身ではなく一匹まるごとで売っているので、スーパーと比べると、いろいろな種類を買うことはできず、それでも何種類か買ってしまうので散財してしまいます。でも、刺身を家で食べるなら、スーパーで買うよりはやはりおいしいです。
それで、そこを歩いていると、ある魚屋さんから言われる言葉があります。
「買ってえ~?」
はじめて聞いたときは、笑いをこらえるのが大変でした。
自らの欲求を何ら包み隠すことなくここまでストレートにぶつけてくる言葉は、今まで聞いたことがありません。子供がおもちゃをねだるような口調でありながら、その直球勝負具合になんだか豪快ささえ感じてしまいます。
「新鮮だよ」でも、「安くしとくよ」でも、「おいしいよ」でもないのは、言わなくても見ればわかるはずという自信があるのか、逆にそのようにアピールできるポイントが皆無であることを取り繕う気がないのか・・・。
先週行ったときはちょっと変化していて、「買ってちょ~だいっ」になっていました。
私の出身地である北海道では、観光客が来るような市場にいくと、魚屋さんにすごい勢いでカニとかを薦められるので、ちょっと怖いです。それと比べると、秋田は和やかでいいです。
あと、余談ですがお魚を買うなら、秋田市卸売市場の市場開放デーもよいと思います。月に1回しかないですが。