先日、歯医者に行ってきました。すると、受付に「4月に寿退社で歯科衛生士がやめました。8月にも寿退社で歯科衛生士がやめます。今まで以上に予約が取りにくくなると思われますので、ご理解をお願いします。」と張り紙がありました。
確かに予約が取りにくい人気の歯医者さんなのですが、ここにやめる理由を書く必要があるのか？と考えてしまいました。予約が取りにくくなるというのが一番伝えたいことだとすれば、歯科衛生士がやめることだけ書けば良いように思います。やめる理由が結婚だとわざわざ書くというのは、やめる本人やそれ以外の人に、結婚したくらいでやめるなよとプレッシャーをかけているように思えてしまいます。考えすぎでしょうか。
私の奥さんが昔勤務していた会社は、出産した女性職員はみんなやめさせられていました。「法律違反なのはわかっているけど、今までみんなそうしてきたから、理解してくれ」みたいなことを言われたそうです。そういうこともあって、なんだか気になってしまいました。
医学部で女子受験者の点数が低くなるよう操作されていたニュースがありましたが、歯科衛生士は逆に女性ばかりです。経営者の立場から見ると、男性を雇いたい、女性を雇いたいというのは、意識や差別の問題をこえて実際に経済的な理由によるところもあるでしょうから難しい面もありますが、女性がもっと活躍できる社会になってほしいと思います。
