今日は、東京で卸売市場についての研究会に出席しました。
内容は、先頃国会に提出された法改正案などを受けたものだったのですが、なんか、座長、報告者、コメンテーターに学会のエース級をそろえといて、それでこの内容でダイジョブなんですか?ってすごく心配になってきました。
そりゃぁ、今すすめられようとしている法制度の改革は荒唐無稽ともいえる内容ですから、一々反論してゆくことは大事です。でも、それだけしていればよいというものではないでしょう?
・現状で卸売市場は、生鮮食品の需用者、あるいは社会からの要請に応えられているのか。
・応えられていないとすれば、どのような要請に応えられていないのか。
・それはどうして応えられないのか。長年法制度にしばられてきた市場の業者のマインドセットの問題なのか。それとも制度や社会的要因から来る構造的な問題なのか。
・それらを踏まえて、卸売市場は今後どうなっていけばよいのか。
とか、こういうことを示していかにゃならんのではないか?全部答えを出せというのは難しいでしょうけれど、議論の方向性としてはこういうことを問題にする必要があると思います。それをせずに、改革の内容を批判しているだけでは、なんか負け犬の遠吠えみたいで、相手にされないのも仕方がないように思います。ビヂョンを示さなければ。
卸売市場の研究をしていない私が言うのも何ですが・・・。どうしてこんなことになってるのかな。もしかして、優秀な研究者はみんなフードシステム学会の方に行ってしまったからなのか???
何か今日はブログの内容が荒れてるなぁ。理由はきっと、そば屋を2軒はしごして、酔った上にお腹いっぱいになりすぎたからです。天ぷらの盛り合わせが高かったんだけど、東京だからこんなもんかと思って頼んでみたのですが。カウンターの向こうでなんかビチビチいってるからのぞき込んだら、エビさんがはねてて、さいまきえびですって。そら高いわけだわ。だけど、今日は1つ結論を出しました。クルマエビ(のちっちゃいやつがさいまきえびです)は無理して食べなくていいやと。寿司でクルマエビがでてきたときも、色は赤くてきれいなんだけど、そんなにおいしいかな???と思ってたんですが、天ぷらもそんな感じなので。クルマエビの価値がわからない人間が、クルマエビをたべてもしょうがないですもんね。
私にとっては、マグロも似たような存在です。おいしい事はおいしいんだけど、絶滅のおそれがあるところをそんなに無理して食べなくてもいいなぁ、私が食べるくらいなら、もっとマグロが大好きな人に食べてもらった方がいいなぁと思います。
ほかの研究者をディスりつつ食べ物のことを書くのがこのブログのスタイルみたくなってきたような気がしますが、好きなことを書いてゆくのが長続きすることになると思いますので、許してください。