去年くらいから経営戦略論がマイブームで、あと昔読んだ人とかもあわせると、アメリカには(にも?)立派な先生が多いなぁと。思いつくのは、下記のような人たちです。一部、アメリカ生まれでない人も混じっていますが、アメリカで活躍したというくくりで。
- 尊敬している チェスター・バーナード
- とっても尊敬してる ヨーゼフ・シュンペーター大先生
- 本当に頭がいいと思う マイケル・ポーター
- 本当に頭がいいと思うその2 クレイトン・クリステンセン
- じわじわ来る ジョン・コッター
ここにドラッカーとチャンドラーを加えたいのですが、不勉強で、まだすごさがわかるほど読んでいなくて。
コッター先生の「じわじわ来る」というのは、最初読んだら何じゃこりゃと思ったけど、あるとき組織変革について話をすることになって、その時に参考にして、とても助けられました。まだ完全には、何じゃこりゃ感は抜けてないけど。「人材を整列させる」って何だよそれみたいな。
ここにあげた人たちは、学術雑誌などに論文をたくさん発表する、いわゆる学者らしい人は少ないようです。このことについて、一橋大学の楠木先生という方は、「アカデミズムの王道から外れても、実務にとって重要な問題をストレートに論じることをよしとする」と表現しています。ポーターは、「現実のビジネスにとって重要な問題に集中し、世の中にインパクトを与える仕事をしなければならない。アカデミックなインナー・ゲームにつきあう必要はない」と言ったそうです。
日本の大学で普通の研究者をやっている限り、アカデミックなゲームとのお付き合いは縁が切れないのではないかとも思いますが、私などは、半分、いや7割くらいは研究のための研究でいいやと思っているところがあるので、それもどうかという話ですよね。反省させられます・・・。