Fluid Systems Engineering Laboratory
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タンポポ



 訪れは少し遅いが,秋田の春はすがすがしい。桜の花が終わるころから道端の黄色いタンポポの花が満開となる。春先に咲くタンポポの花には生命のいぶきが感じられる。
 タンポポの花は朝に開花し,夕方には閉花する。また,雨の日は花を開かない。光を遮断する帽子をかぶせると花は閉じ,花茎を切断すると,やはり閉じようとする。タンポポは人工的に与えた条件に対していろいろと応答してくる。タンポポの花を摘んできて水を入れた花瓶に差しておくと,花茎は面白いように成長する。植物は通常,根によって土壌中の水を吸い上げて維管束を通して葉や茎に送り気孔から蒸散する,いわゆる水移動(soil-plant-atmosphere-continuum)が十分に保障されているとき,成長を続けることができる。タンポポは切断された花茎から直接水を吸い成長する。著者らはこのようなタンポポの応答特性を工学的な観点から調べている。

参考文献
植物の生命現象における流体流動の機能
須藤誠一,松井 直,芝崎哲也,辻野智二
日本機械学会論文集(B編),75巻753号,pp.1059-1069(2009).


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Last updated: May 25, 2009

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