Fluid Systems Engineering Laboratory
トップページ お知らせ メンバー 研究 研究テーマ ギャラリー 磁性流体 界面現象 昆虫 水棲生物 植物 業績 社会貢献 受賞 リンク集 連絡先 その他

ギャラリー

平板上の磁性流体の液滴



 磁性流体の液滴は磁場の作用によって磁場の方向に伸長する。磁性流体界面の磁場による不安定現象はこれまで多くの研究者によって調べられてきた。一般的に,磁性液滴の磁場による界面変形は液滴の界面エネルギー,重力ポテンシャルエネルギー,磁気エネルギーの総和が最少となるように現象が進行する。このような問題に関しては,ラトビアの理論物理学者Cebersが精力的に理論的な展開を行い,現在でも交流磁場や回転磁場の条件で理論解析に取り組んでいる。
 写真は著者らによる液滴の界面不安定現象の1コマを示している。液滴はグリセリン水溶液中,重力場,かつ平板上に置かれている。磁場の印加によって液滴は伸長し,ある磁場強さを超えると平板と接している円形状がダンベル型に変形する。それに伴い液滴の上部も幅広がりに変形し,特異な形状を示す。さらに,磁場を増大すると液滴は分裂し,その中間には小さな衛星スパイクも形成される。この不安定性の過程は著者らによって詳細に研究されている。
 
参考文献
平板上の磁性流体液滴の不安定性
須藤誠一,橋本弘之,片桐一成
東北大学高速力学研究所報告,第60巻,第486号,pp.67-84(1988).


← Previous Index Next →

Last updated: May 7, 2009

Copyright (C) 2005-2009 Sudo Laboratory, Department of Machine Intelligence and Systems Engineering,
Faculty of Systems Science and Technology, Akita Prefectural University (APU)