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玄関はガレージの隣に，必然的になってしまいます。玄関もガレージも広々と利用できるように，玄関とガレージは仕切りをなくし，一体とすることにしました。いわば，室内にある縁側という雰囲気にしたかったのです。この点もいわゆる普通の家と異なる点の一つであり，施工時に物議をかもし（棟梁との間で...）たのですが，なんとか押し通しました。
個人的には奇抜な位置にしたいところですが，やはり敷地が小さいことから，わりと一般的な位置になっています。つまり敷地の北西側です。敷地の北西側の尖った部分を有効に利用するためには，どうしても小さい面積の部分を集めることになります。つまり浴室やトイレ，収納などが相当します。今回ちょっと普通の家と違う造りとした部分は，浴室の脱衣室と和室の間の収納をウォークインとして，かつどちらからも入口を確保した点でしょう。つまり，浴室と和室は収納を通り抜けて行き来できるようになっていて，リビングと廊下を通らなくても，和室の人が入浴できるようになっています。