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Study Field | ||||||||||||||||||||||
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私の研究領域についての解説(ただし思いこみ,勝手な解釈あり) | ||||||||||||||||||||||
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建築計画学:建築計画学は,建築の中で設計,特にデザインに関連した分野で構成されています。住居計画,施設計画のように建物の用途やそれに関連した機能(使いやすさ,安全性など),人間の生活と建物との関わり,歴史的な建物の研究や建築家の作品の分析,集落や都市生活などの調査研究,海外の居住環境の調査研究,設計課程の認知研究,コンピュータグラフィックスやバーチャルリアリティの活用方法の検討など,その領域は多岐にわたり,かつ他分野との接点が多い分野です。当研究室では,この中でも,実際の空間やモデル空間を用いた実験による空間評価(印象,大きさの違いなど)や,コンピュータグラフィックスによる空間シミュレーションの検討を行っています。また実際に設計を行い,研究成果を空間として反映させていくことを考えています。(関連学会:日本建築学会,人間環境学会,他) |
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環境心理学:環境心理学は人と環境との関わりについての心理学で,心理学の中でも新しい分野です。環境と言っても,今日では人は都市に生活し,ほとんど建築との関わりなしに生活をしていないわけですから,この「環境」は,そのまま「建築環境」として読み替えられると言えます。建築計画学の分野の一部との関係が深く,特に日本では建築計画での研究者が多いのは事実です。環境と人のかかわりとは,例えば椅子に座る際の行動などがわかりやすい例としてあげられます。電車で座席がすいていれば,わざわざ誰かの隣に座ったりしませんね。もし乗っている人が車両にあなたと他の一人(他人)だったとして,あなたがその人の隣に座ったらどう思われるでしょうか?でも混雑してくると,少しでも場所があいていたら,座ってしまうでしょうし,隣の人もあなたをおかしい人だとは思いません。また座席が一列なのか,向かい合わせのボックスシートなのかによっても,(心理面での)座りやすさが違うでしょう。単純に座席としてのスペースは同じ一人分なのに,状況や,設計によって,使いやすさは使われ方が変わってくるのです。こうしたことは,人の心理や行動を抜きに考えることはできません。今後は様々な点で人に優しい空間が求められていくと思いますが,その際に環境心理学の研究成果は重要になってくると思います。(といいな〜)(関連学会:人間環境学会,日本心理学会) |
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色彩心理学:色に関する様々な心理効果を研究する分野です。特に当研究室では,建築環境,都市環境,及びそのデザイン(色彩環境心理学)に関する研究を行います。例えば,歴史的な街並みはなぜ美しいのでしょう?それは色がある範囲に統一されていることが一つの要因としてあげられます(素材の統一であることが多い)。建築空間や都市計画を行う場合,色彩計画は重要なテーマです。しかし,色彩の様々な心理効果を知ることで,感性や経験だけでなく,科学的な視点で計画が可能になるでしょう。(関連学会:日本色彩学会) |