RARMISコンセプト

平常時のシステムが
災害時にも使えること
 

随時更新でき、 過去の情報は蓄積されること
 

ネットワークに依存せずに使用でき、必要に応じてデータ統合も容易にで きること
 

 

 






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 大規模災害の初動期(災害発生後数週間)に、遠隔地にあるシステムとの間で通常のネットワーク手段が使える可能性は少ないと言えます。阪神大震災の場合 も、初動期には通信も大幅に制限されました。しかし一方で被災直後から、安否確認や状況把握のために被災現場、避難所、対策本部の相互間で被災情報の共 有が求められます。

                       

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 この要求を満たすために、1台で単独でも稼動できるコンピュータの間で要求に応じて情報を共有する必要があります。それぞれの部署で使われているコン ピュータには、災害対策に必要な時空間データとして、被災直前の状況を表す情報が格納されていることが理想的です。データ容量が小さく押さえられていない と常時小型コンピュータの中に地域情報を格納することができません。

 この条件には、ノートパソコンで単独稼働できる事も含まれています。単体で稼動するパソコンは、大型コンピューターと比べれば計算力は小 さいですが、構造が単純なため、特別な対策をしなくても破損しにくく、停電にも強くなります。ノートパソコンは特別な電源供給がなくても、自動車の バッテリー等で動かすこともできるため、電源や稼動場所の心配が不要になります。サーバーが被災しても職員のノートパソコンがデータとも生きていれば,直 ち に稼働することができます。

 

*1 時空間情報システムの 提案と自治体情報システムの実現  
                       阪神大震災に学んだこと  角本 繁