トランスクリプトーム研究のページ

分子生物学上の知見を統合して、
細胞でおきていることを「わかる」ために必要なことは、
定量的に計って、定量的に比べることです。

トランスクリプトームは、そうした試みの
最初の段階として 好適な材料です。
そのためのプラットフォームとなる理論を御紹介します。


DNA研究の歴史

そもそもトランスクリプトームとは

ひとつの細胞中のすべてのmRNAのひとまとめのことです。

トランスクリプトーム研究の大きな目的は、
それらmRNAの量を通じて、
ゲノムにコードされた「量的な情報」を解読することにあります。

マイクロアレイデータのまとめかた

論文を書いたり、新しい実験を計画したりするときの
データ解析の考えかたと簡単なプロトコールを、
ちょっとしたサンプル(MS-Excel)とともに紹介します。

データの標準化と比較に関する基本

トランスクリプトの測定方法にはいくつかありますが、
いずれも「抽出したRNA」を資料にします。

必然的に、データは相対値になります。

相対値どうしをそのまま比較することはできません。
そこで、比較可能にする作業=標準化 が必要になります。
ここではパラメトリックな標準化と比較について、
チュートリアルな説明を試みています。
マイクロアレイに関してはこちら、そしてFAQはこちら。

基本になる数理モデル

データの標準化と比較の基になるモデルを解説します。
論文が公開されました・ここにはチュートリアルなページを作製予定。
とりあえず反響からFAQを。

トランスクリプトを正しく測定する

マイクロアレイのハイブリのムラを補正する
qPCRのデータを標準化する(論文の作成中・仕上がりは未定、ごめんなさい他に優先すべきものができた)


ダウンロードのページ

ちょっとしたExcelテンプレートやマクロを置いておきます。
重いかもしれないけど、素人作なので御容赦。




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original: 04 Jan 2005, reviced: 09 Feb 2006
小西智一

秋田県立大学
生物資源科学部/地域共同研究センター