講義体系と科目

 次の図は、各学年で学ぶ学科の科目の例を表したものです。本学の特徴である「くさび型」カリキュラムで早くから専門科目にふれるほか、当学科では化学、生物学、社会科学の「3本柱」を各学年でバランスよく配置しています。

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講義体系

教育基盤

 1年次前半は、学部の共通科目である生物学、化学、語学、コンピュータ実習などを通じて、大学での勉学の基礎を築きます。生物環境科学の導入科目としては「生物資源と風土」などがあります。1年次後半には、環境科学の基礎と各研究室のさわりを学べる「環境科学基礎演習」があります。

授業風景

 1年次後半から2年次後半にかけて、専門科目の基礎を「3本柱」に沿って並行的に学びはじめます。この時期は学部共通や学科必修の入門編の講義が中心です。化学と生物の基礎実験を終えると、2年の夏休みには宿泊実習があり、秋田県内の多様な自然環境と生物資源を教材とした野外実習を行います。

専門実験風景

 2年次後半から3年次前半にかけては、学科共通の知識を増やすほか選択科目も加わり、興味のある分野をさらに深く勉強します。実験も週2日になり、"専門実験"で環境科学における分析や調査の基本技術を学んでいきます。この実験では、具体的に設定したテーマをフィールドワークと実験室内の両面から検討するので、学生たちは楽しそうです。

卒業論文風景

 この専門実験を判断材料に、学生たちは3年次後半から研究室に分かれて実験・演習に取り組み、ゼミも経験します。講義は選択科目中心となり、卒業後の進路選択(就職、大学院進学)も現実の関心事です。
 4年次になると学生は各自の卒業論文テーマに本格的に励みます。卒論の発表会は4年間で学んだことの集大成として、下級生を含む大勢の前で成果を発表します。