講習会受講記:乗馬の前後(7/5)
これまでの体験会では,馬に乗せてもらうだけであった.
完全にお客さまで,到着すれば馬たちが待ってくれていた.
雪中初夏の2回の体験会を経て,新たな段階に踏み出した.
今回は乗馬の準備とお手入れについて,講習を受けてきた.

1. 馬房からつなぎ場へ



乗馬の準備はつなぎ場で行う.
馬房からつなぎ場に馬を連れ出す.
歩くときは馬の右側.
つなぎ場での支度時間は15分程度.
長くなると馬が飽きてしまう.

2. つなぎ方



輪を作って,その間を通す.
ボートを係留する際のつなぎ方と同じ.
片側から引くと,スルスルと外れる.
馬側からはどれだけ強く引かれても外れない.

3. ブラッシング



毛並みに沿って,首から体の順.

4. 裏堀り



蹄の裏のお手入れ.
馬の横に立ち,足の下側をたたく.
足を立てた瞬間に,下側のくるぶしをつかむ.
蹄の裏を上にして,溜まった土などを取る.

5. 怪我のチェック



怪我しているときは消毒をぬる.
上の方から下に落ちるようにつける.

6. プロテクタの装着



自分で足を蹴って,怪我をするのを防ぐ.

7. 鞍の取り付け



ゼッケンとパット付けてから鞍を乗せる.
背中のでっぱり(きこう)から,拳ひとつ分を空けた位置.
鞍は腹帯で固定する.
反対側に回って留め金で固定する.
留め金は2本で,しっかりと固定する.
3本ある場合は,両端で固定する.
真ん中は予備に残しておく.
腹帯は乗っているときに緩んでくる.
長く乗る場合は確認が必要.

8. 鐙(アブミ)の調整



腕の長さに合わせると,ちょうど良い長さになる.
調整後は留め金を隠す.

9. 馬具(ハミ)の取り付け



難度大.慣れるまで時間が必要.
今回は取り付けてもらった.

10. 乗馬



馬への合図は手綱,脚,声の3つ.
脚で合図するのは「脚を入れる」と言う.
馬は「自由」「楽しさ」「安全」を求める
この3つを十分に配慮してあげること.

11. ボロ



うんこのこと.
所定の場所に捨てる.
ボロの始末は随時.

12. スペシャルドリンク



乗馬後又は休憩中に,労をねぎらってドリンクサービス.
材料はムギと塩と水.
塩は少々,水はバケツ1/3程度.

13. ハミの洗浄



乗馬後のお手入れ.
ハミは金属部をよく洗う.
革は水がつかないように気をつける.
洗浄後は,乾いたタオルで拭く.
ハミは馬ごとに決まっている.
所定の場所に戻して乾燥させる.
かたくずれに注意する.

14. 足を洗う



両側からロープをかける.
後ろ足から前足にかけて洗う.
足裏もたわしを使ってよく洗う.
裏掘りと同じ要領で足を上げさせる.

蹄はたわしでこすりながら水で洗う.
お湯で洗うと,やわらかくなる.
乾いたタオルで拭く.
乾燥してから蹄油(ていゆ)を塗る.

15. 馬房に戻す



最後に感謝の気持ちを伝える.
暑い日は馬にとっても体力の消耗が激しい.
炎天下での乗馬は短時間にする.

馬との生活は朝4時半から始まる.
早寝早起きが基本.

| 乗馬体験 | 07:44 | comments (x) | trackback (x) |

  
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