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主な分析機器
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1、ガスクロクマトグラフ装置
醸造物の香気成分の分析は醸造物の品質評価で重要です。 新しい麹菌や酵母を育種した場合、最終的に試験醸造を行い、製成酒の香気成分を分析します。 醸造学講座はヒューレット・パッカード社のガスクロマトグラフ装置HP6890型を香気成分の分析装置に特化して常時分析できるようにしています。
2、有機酸分析装置
醸造物の有機酸組成は味に大きく関係しています。 乳酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸が主要な有機酸ですが、含有量と組成比が重要です。 醸造学講座は島津製作所(株)の高速液体クロマトグラフ装置を有機酸分析に特化して常時分析でいるようにしています。
3、アミノ酸分析装置(学部共通機器)
醸造物のアミノ酸・アミノ酸関連化合物は味に大きく関係しています。 日立製作所(株)のL-8800型アミノ酸分析計(学部共通機器)を使い生体分析法(150min分析)で分析しています。20種類のアミノ酸と18種類のアミノ酸関連化合物を定量しています。
4、タンパク質・ペプチド精製用HPLC
酵素タンパク質やペプチドの単離・精製にギルソン社のHPLCを2台所有しています。 醸造物のペプチドは最近注目されています。 呈味のみならず高血圧症、肥満症、健忘症など健康に関係するペプチドなど興味が持たれ研究されています。 醸造学講座は吟醸酒の官能評価と関連が認められた未知のペプチドを単離精製して同定する研究を行っています。
5、定量用HPLC
ギルソン社のHPLCにクロマトパック(島津製作所(株))を接続して定量用として使用しています。
6、分取用電気泳動装置プレップシステム
ポリアクリルアミドゲル電気泳動を利用したタンパク質の単離・精製装置です。
7、酵母四胞子解析装置(顕微鏡マニプレーター)
酵母は生育環境が悪くなると4個の胞子を造り休眠状態になります。 酵母を顕微鏡下で解剖して4個の胞子をそれぞれ分離する装置です。
8、クレーンベンチ
無菌的に微生物を取扱うための装置で微生物を取扱う研究では必須の設備です。 除菌フィルターを通った空気を噴出して開口部から空気が外に出るようになっています。 内部は陽圧となっていrますので外部から雑菌が侵入できないようになっています。 3台所有しています。
9、PCR装置
DNAを増幅する装置。
10、冷却遠心機
日立製作所(株)
11、オートクレーブ
培地や器具を殺菌するための加圧殺菌装置です。 加圧釜になっていますので蒸気が120℃まで上がります。 この温度で雑菌の生細胞や胞子(芽胞)を死滅させることができます。
12、低温インキュベーター
室温以下の温度でも定温培養ができるように冷凍機がついた微生物培養器です。5℃〜20℃で微生物の培養や
13、振盪培養機
培養器を恒温下で振盪し、培地中の通気を高めて培養を行うことが出来ます。
14、染色体分離用電気泳動装置
パルスフィールド電気泳動装置ともいいます。分子量の大きなゲノムDNAを10時間以上かけて分離します。
15、ゲル撮影装置
CCDカメラを使用した撮影装置です。従来のインスタントカメラを用いた物に比べランニングコストが安く、撮影した画像をパソコンで解析すことも可能です。
16、ロータリーエバポレーター
減圧下で蒸留することで、試料を高温に曝すことなく迅速に濃縮出来ます。
17、分光光度計
赤外線領域から紫外線領域までのスペクトルを測定出来ます。また、特定の波長をに合わせることでタンパク質やDNAの濃度を測定することも出来ます。
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