教官のプロフィール


教授 岩 野 君 夫
新潟県出身、61歳。平成11年、秋田県立大学の開学時に国税庁醸造研究所(現独立行政法人酒類総合研究所)から移る。 国税庁醸造研究所では清酒や焼酎醸造に使われる麹に含まれる種々の酵素の機能解明を主たる研究テーマとして仕事を行った。秋田県立大学では清酒の品質と化学成分との関係を解明しその成果を醸造技術へ反映することを研究目標として、アミノ酸、アミノ酸関連化合物、ペプチドについて研究を続けている。 将来、当醸造学講座から優れた名杜氏が生まれることを夢見ている。趣味は登山、平成17年に日本百名山を完登した。 農学博士(東京大学)。

助教授 中 沢 伸 重
大阪府出身、47歳。平成11年、秋田県立大学の開学時に岩手県生物工学研究所から移る。酵母の育種を専門とする。 酒類醸造では酵母が主役であり優れた酵母を有することは高品質の酒類を醸す大前提であるが、秋田県立大学では醸造酵母の胞子形成機構を解明し、新規な優良酵母を育種する技術開発を研究目標にとして研究を続けている。 大学卒業後
約10年酒メーカーに勤務した経験がある。 インド政府公認ヨーガ・セラピストの資格を取得し、学生の良き相談相手になっている。 趣味は落語、学生時代落研で活躍。工学博士(大阪大学)。


助手 伊 藤 俊 彦
秋田県出身、33歳。平成13年、横浜国立大学大学院博士課程を単位取得中退して秋田県立大学に助手として採用される。 従来、酒造原料米は粗タンパク質含量が低いことが要件とされているが、グルテリン、グロブリン、プロラミンなどタンパク質組成の違いが粗タンパク質含量よりも生成酒の品質に大きく影響をすることを明らかにして、現在はタンパク質組成と酵素消化速度の違い、アミノ酸やペプチドの生成との関係を研究している。 趣味はパソコン、自動車。 講座内LANの構築・保守を担当している。 農学修士(東京農業大学)。