研究トピック
1)タイトル:農福連携 -障がい者の農業分野への就労への取り組み-
2)要約: 
 本学附属フィールド教育研究センター(FC)において障がい者の自立・就労訓練を目的とした実習を試行した.
その結果,①自立・就労訓練としての効果がみられた.そのほかにも,いくつかのプラス面がみられた.②一方,課題としては,利用者の状態に応じた適切な作業メニューを検討すること等が考えられた
3)具体的なデータ
 近年,障がい者の農業分野への就労に対する関心が高まっている.大学附属農場においても,障がい者の就労のための実習を受け入れたり,雇用したりする例がみられるようになってきた.
 そこで,障がい者施設利用者の自立・就労訓練を目的とした実習を本学FC花き温室で試行した.回数は2014年10~11月に週1回×6週の計6回,1回あたり実習時間は4時間,実習者は毎回2名ずつとし,作業メニューは日常管理(かん水や花摘み),鉢上げ,播種等作業とし,これら作業メニューの考案と実習時の指導はFC花き部門職員が担当した.実習後に,花き部門職員と施設職員に感想などを聞き取りした.