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ギャラリー
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液体を部分的に満たした容器を鉛直方向に振動すると,通常は共振波および分数次調和波が観察される。そのような状態で加振加速度をさらに増大してゆくと,液体自由表面は崩壊し液滴が飛び出す。飛び出し液滴と液体振動界面の複雑な干渉は,加振振動数が比較的高い場合においてさえ振幅の極めて大きい低次のモードの波動を誘起する。さらに,飛び出し液滴の液体界面への衝突は液体内に多数の気泡をエントレイメントし,気液界面は複雑な界面現象を呈する。
液体内の微小気泡は,液体内の圧力変動に従い同位相で体積振動を行うため,Bjerknes力が作用し寄り集まって気泡塊(Bubble Cluster)を形成する。この現象を目の当たりにした人は大きな驚きを覚えるであろう。
参考文献:
Unsteady Pressure Response of a Liquid in a Cylindrical Container Subject to Vertical Vibration
S.Sudo and H.Hashimoto
JSME International Journal, Vol.31, No.2, pp.227-233(1988).
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Last updated: Feb. 24, 2009 |
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