Fluid Systems Engineering Laboratory
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気液界面を浮遊する液滴(1)



 空気-水の自由界面に適度な高さから水滴を落下すると,水滴は気液界面に直ちに合一することなく浮遊する.これは気液界面と水滴との間に空気の薄い膜が形成されるためである.この気膜の厚さがファンデルワールス力の及ぶある限界値に達するまで水滴は水面に浮遊する.
 写真は注射針を通して落下する水滴が水の自由表面で浮遊している状況を示している.この場合,水面に落下した水滴は,必ずある方向に移動する.これは,注射針を通して水滴が形成される際に,液滴内部に一方向に流れる回転流が形成されるためである.ビュレットなどの軸対称ノズルから形成される液滴は軸対称流れとなるため落下位置で浮遊する.

参考文献:
Interfacial Phenomena of Droplet Impact on Air-Liquid Inetrface
S.Sudo, T.Yano, Y.Ishida, and Y.Hamada
Proceedings of International Conference on Advanced Technology in Experimental Mechanics 2007, Fukuoka, Japan, CD-ROM, OS08-1-3, pp.1-6(2007).


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Last updated: Jan. 7, 2008

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