主な研究分野

1.建築計画学 / 2.環境心理学,人間工学 / 3.色彩心理学/色彩環境 / 4.研究プロジェクト/学生の研究テーマなど / 5.学会論文・著作

 

環境心理学/人間工学

環境心理学と人間工学は,詳細な分野としては別ですが,建築計画学の中では密接に関連する内容も多いと思いますので,専門家ではない方々向けには,一緒に説明してしまいます。

環境心理学は,「人」と「環境」の関係を重視し,広い意味での「環境(例えば,ある人にとってのまわりの人も「環境」。いわゆるエコについて語る時の「環境問題」という時の「環境」より幅広い概念)」と,それとの関わりで人がどう感じるか,行動するか,考えるか,といった「心理」を扱う分野,という説明をしておきましょう(という感じで,専門家からの細かい突っ込みをかわしておく)。例えば,列車で座席に座る時,人が乗っていない列車で,他がガラガラなのに,すぐ隣に誰かが座ったら,どう思うでしょう?もしあなたが男性で,隣に知らないおじさんが,ぴったり横に座ったら?あるいは,女性が座ったら?...でも,もしほとんど座席が埋まっている状態で,たまたま横の席があいている時だったらどうでしょう。空席の時のようなことは気にしないんじゃないでしょうか?なんだ当たり前,と思うかもしれません。でも「必要とされる空間(座席)」としては,人一人分,という意味では同じです。でも,状況が違ったり,性別が違ったり,様々な条件によって,心理状態に変化が生じることは理解できると思います。どんな状況で,どんな人が,どんな心理状態で空間を利用するか,ということを考えないと,建築空間としては失敗ということになります。例えば,みなさんのまわりには,誰も座っていない,デザインされた公園のベンチや,開いている席,消しても消してもいたずら書きを書かれてしまう壁,といったものが存在すると思います。そうしたデザインのあり方を,人の側から考え,より人々に愛される空間を創造することを目指し研究をしています。

人間工学(エルゴノミクス)は,人の身体寸法や動作空間(いろんな行動や姿勢をとるときに必要とされる空間やモノの大きさ)に関する研究を行う分野です。例えば,身近な例では,座りやすい椅子や,使いやすい机,文房具,などのデザインや,そのための心理評価実験や身体への負荷を測定する実験,安全性の評価,などがあげられます。建築では,インテリアデザインで,ドアの開き方や,トイレなどのユニバーサルデザイン(少なくともバリアフリー)の基礎をなす分野と言えるでしょう。

 

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