研究内容

鉄骨造構造物の健全性計測技術(ピエゾ接合センサ)

概要

鉄骨造構造物において鉄骨溶接部の損傷、劣化をモニタリングするために、ピエゾフィルムを用いたピエゾ接合センサを使用して、簡易的に健全性を計測する技術を開発しています。

実験方法

鋼板にピエゾフィルムとガラス板を接着して作製したピエゾセンサを、鉄骨造構造物の溶接部付近に固定します。鉄骨に荷重を徐々に加えていき、溶接部の破壊が起こったときの破壊モードとセンサの出力を比較検証し、構造物モニタリング技術の研究を行っています。

T字試験体および実験装置
T字試験体および実験装置

溶接部に設置したピエゾ接合センサ
溶接部に設置したピエゾ接合センサ

 

構造物健全性の長期計測に関する発明

 

ピエゾ接合センサの応答動画

 

T字試験体を使用した実験

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鉄骨の溶接部損傷によりひびの入ったピエゾセンサ表面

 

ピエゾ接合センサ特性を計測するロボット〈SALLY

ピエゾ接合センサのセンサ特性を計測するロボット「SALLY」(2020年12月)