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 実践をスタートした皆さんへのアドバイス



実践をスタートした皆さんへのアドバイス(と言うのはおこがましいですが)

0 はじめに

 ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は若い時には大学で助手や助教などの下積みをしたり研究機関で働いたりする、いわゆる「研究職」として 過ごしてきた訳ではありません。
 大学院でカウンセリングの勉強をして修士号を取った後は、厚生労働省で15年勤めていました。今でいう国家公務員採用総合職の「人間科学」分野の試験 (当時は心理学)を受けて、当時の労働省に入省したのです。厚生労働省では延べ4年ほどハローワークに、2年ほど地方労働局に出向して勤務しました。 そのほかハローワークの職業紹介業務を担当する職業安定局業務調整課(今の首席職業指導官室)、民間職業紹介事業・派遣事業の許認可を担当する 職業安定局民間需給調整事業室(今の需給調整指導課)、キャリア・コンサルタントの資格や制度を担当する職業能力開発局キャリア形成支援室(今の 若年者・キャリア形成支援担当参事官室?)などでも勤務しました。この間、厚生労働省で勤務しながら、心理学やカウンセリング関係の本や論文を読んだり、 学会に参加したり、キャリア・コンサルティングの報告書をまとめたり、時には学会や出身大学の年報に論文を載せたりしており、縁あって2011年から 今の仕事をしています。
 キャリア・コンサルティング、キャリア・カウンセリングあるいは産業カウンセリングなどの分野は、実践家の多い分野です。学会に参加している研究者 の中にも、企業や団体勤務の方(あるいはその出身の方)、就職支援に関わっている方が多い分野です。
 資格を取得して間もないうちは、どうキャリア・コンサルティングやキャリア・カウンセリングを進めていいのか、迷うかもしれません。資格試験では 理論家の名前や理論名を覚えるのが中心で、実践のノウハウやテクニックは15〜20分のロールプレイしか経験のない人もいるかもしれません。
 だからこそ、資格取得後の勉強や研修が必要だと思っています。周りに質問できる人や頼れる人、あるいは一緒に切磋琢磨できる人を作って、日頃の 実践の助けとしていただきたいのです。
 このサイトでは、そうした「師匠や先輩を(あまり)持たない実践初学者」に対して、私のこれまでの経験を振り返って「私はこうしてきました」という アドバイスというかコメントというか、そうした情報をお伝えしようと思って作ったものです。
 参考にできる部分があれば、どうぞ参考にしてください。

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