長らくブログの更新が途絶えてしまい申し訳ありません。すっかり秋が深まり、朝夕冷え込む季節となりました。
10月に北海道の宗谷地方に再び行ってまいりました。今回は河口における潮汐と水質の関係を調査しました。
河口や干潟は潮汐によって河川水と海水が絶えず交じり合う複雑な環境であり、幅広い塩分濃度に適応した多様な生物が生息します。
河口のの豊かさの理由は一般に、河川からの栄養塩供給や川と海の移動経路であることが挙げられますが、実際に現場で評価した研究例は多くありません。宗谷といえばホタテやサケ!ですが、これらの水産資源を支える根本的な理由は何なのか?本当に栄養塩が豊富なのか?こういった事を調べるために、河口で満潮と干潮による水質変化を連続的に観測してきました。そして観測の合間に浅い場所でガサガサしてみたところ、何と網には大量のエビが!!!これが魚類のエサになっているのでしょうか。学生たちにとっては観測作業よりもガサガサの方が楽しかったみたいで、寒さそっちのけ生き物探しをしていました(笑)。詳しい種は分かりませんが、エビ以外にハゼも数匹見つかりました。
これから寒くて長い冬に入りますので、また来年、調査に来れる日を楽しみにしています♪
普段の研究室生活やフィールドワークなど、学生や教員のリアルな様子を発信しています!
