秋田県立大学だより No.18 〜 ようこそ本荘キャンパスへ 〜
本荘市市政だより(平成15年11月20日発行)より

研究紹介(9)

機械知能システム学科 コンピュータ援用設計学講座 日置進教授


  私達の研究室は、機械という『モノづくり』の要、機械設計学、パソコンを用いた設計製図、コンピュータを使って設計から加工・評価までを一貫するシステムの教育とそれに関わる研究を担当しています。
 講座のスタッフは、私の他に佐藤俊之講師、高橋武彦助手、伊藤新流動研究員、大学院博士課程の学生で地元鈴木技研の鈴木理一社長、修士課程一人、学部卒研生十七人総勢二十三人の大所帯です。
 私達はまず、大学の設立理念『地域社会の持続的発展に寄与する』研究対象として「秋田県沖海洋深層水の利用」を取りあげ、塩作り、味噌作り、酒作り、水深四百bで年中2度という冷たさを利用した大型冷蔵倉庫作り、などについて、全県の関係者とプロジェクトチームを結成して取組んでいます。本荘市の方の参加を望みます。
 『基礎的な研究対象』として、「鉛フリーはんだの設計データの集積」、「マイクロアクチュエイターの開発」、「真空容器用アルミニウムの精密溶接に関する研究」、「適合原理による制御理論に関する研究」など。他に2年生の自主研究「中古雪上車の再生」を指導しています。


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▲共振を利用したマイクロ物体移送実験
 
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