秋田県立大学だより No.17 〜 ようこそ本荘キャンパスへ 〜
本荘市市政だより(平成15年10月20日発行)より

研究紹介(8)

経営システム工学科 経営情報システム学講座 住田友文教授


  「経営の諸問題に対し情報システムをどう活用するか」が研究テーマです。どんな高級な技術も価値に結びつかなければ地域貢献につながりません。経営を通じてこれを促進することが私たちのモットーです。
 講座のスタッフは、私の他に嶋崎(楠)助教授、岸川助手の3人で構成されております。所属学生は、学部生をはじめ、社会人経験の大学院生7人が、職業人として実務をさらに高度化することを目指しています。また、講座配属前の低学年生も「自主研究」で研究室に出入りしております。
 学生は各々の関心に応じたテーマを研究することができます。一方、教員は冒頭のテーマを概念的な面から理論的に研究しております。
 しかし、理論倒れにならないよう地域企業との接点を心がけ実情に即応させております。その一例として、地場メカトロ関係メーカ数社と「マーケティング研究懇談会」を組織しております。
 ところで本荘は「米どころ」ですが、最近のコメ泥棒やブランド偽装のニュースは本荘市民としても気がかりです。さらには食品の安全性や商品の品質保証問題が社会的な関心事となっております。
 こうした問題を、生産から消費に至るサプライチェーンとして捉え、その追跡可能性(トレーサビリティ)について経営ならびに工学的な視点から現在は研究しております。


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▲無事、刈取りが終わった田んぼ(県大・本荘キャンパスの階上にて)
 
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