教育

 知の土台を形成し、人間性を陶冶する「教養教育」の重要性は、急激に変化する社会状況において一段と高まっています。そうした現実に鑑み、総合科学教育研究センターでは、グローバルな視点と地域の持続的発展に寄与するローカルな視点とを併せ持ち、科学技術の進展等の諸変化にも自律的に対応し得る「統合された知」の基盤を涵養することを基本理念としています。それを実現するために、専門分野の枠を超えて共通に求められる知識や試行法等の知的技術(スキル)、人間としての在り方や生き方に対する深い洞察力、そして現実を柔軟かつ的確に認識・理解する力を身に付けさせることを、目標として設定しています。


カリキュラムの特色

次世代を担う人材育成のための教育

 総合科学教育研究センターは、上記の理念と目標のもと、①幅広い教養を身に付けさせること、②柔軟な思考力と豊かな感性を養うこと、③国際社会で通用するコミュニケーション能力を備えた人材を育成すること、④豊かな表現能力や心身の健康を保持増進する素養等、社会における基礎的能力を獲得させることを通して、自律的に判断しかつ自立的に行動し得る社会人の形成に資する教養教育(次世代を担う人材育成)を実践しています。
 しかしながら、専任教員の不足による教育機能の限界は否めず、これらの教養教育をより望ましい体制に近づけるべく、放送大学や秋田県内の他大学との単位互換制度を効果的に利用するよう努めています。

  • 人文社会科学科目

    論文や企画書などでも欠くことのできない“コトバの表現力”を養い,またそこに書かれた考えを具体化していくために、社会自体や、人と人の関係、さらによりグローバルな人間の捉え方を学んでゆきます。

  • 外国語科目(英語)

    日本社会および国際社会で活躍できる専門職をめざして“使える英語”の習熟に努めます。入学直後からCALLでリスニングとスピーキングに慣れ、その後、それぞれの学習者のニーズに応じて、聞く・話す・読む・書くための科目を選択できるようにしています。英検やTOEICの受験に対応する科目も開講します。

  • 保健体育科目

    生涯にわたる健康教育、スポーツ実践の基礎的理論及び技能の習得を図るため、講義科目1科目(「保健体育」)と実技科目2科目(「体育実技I・II」)を開講します。

  • 情報科学科目(※生物資源科学部のみ)

    高度情報化社会に対応して情報処理能力の向上を図るため、コンピュータリテラシー教育を、入学直後から徹底的に行います。


教育の基本理念

当センターの理念及び目標に関する詳細は、下記資料をご参照ください。
・総合科学教育研究センターの理念と目標