FROM NEXT STAGE 活躍する卒業生 

自分のステージで活躍する卒業生からのメッセージ
★システム科学技術学部
 南澤 かれん さん MINAMISAWA Karen(新潟県/新潟中央高校出身) 
 鈴木 美紗 さん SUZUKI Misa (秋田県/湯沢高校出身)
 黒澤 瑞穂 さん KUROSAWA Mizuho (秋田県/湯沢高校出身)
 石川 武尚 さん ISHIKAWA Takenao (秋田県/秋田西校出身)

 石山 翔平 さん ISHIYAMA Shohei (茨城県/茨城高校出身)
 
進藤 諒 さん SHINDOH Ryo(秋田県/秋田北高校出身)
 三田 明里 さん SANDA Akari(愛知県/豊田南高校出身)
 牧原 将 さん MAKIHARA Masashi(岩手県/宮古高校出身)
 小林 由佳里 さん KOBAYASHI Yukari(秋田県/大曲高校出身)
 三浦 徹弥 さん MIURA Tetsuya(秋田県/由利高校出身)


★生物資源科学部
 佐藤 綾 さん SATOH Aya (秋田県/秋田南高校出身)
 石田 栄利子 さん ISHIDA Eriko (福島県/磐城桜ケ丘高校出身)
 髙野 雄太 さん TAKANO Yuta (山形県/山形中央高校出身)
 小野 未来 さん ONO Miki (秋田県/秋田北高校出身)

 
森谷 歩香さん MORIYA Ayuka(山形県/寒河江高校出身)
 神田 大樹さん KANDA Daiki(秋田県/新屋高校出身)
 田村 美樹さん TAMURA Miki(秋田県/能代北高校(現 能代松陽高校)出身)
 新井 理沙さん ARAI Risa(群馬県/前橋南高校出身)

★システム科学技術学部「FROM NEXT STAGE 活躍する卒業生」
車体設計に携わり、楽しんで乗車している人を見ることが夢です
南澤 かれん さん MINAMISAWA Karen(新潟県/新潟中央高校出身)

株式会社総合車両製作所生産部構体課
システム科学技術学部 機械知能システム学科(2019年度卒業)


 私は現在、鉄道車両の車体を形作る製造現場で、乗降車するドアや窓がある側面部の製造に携わっています。側面部を構成する複数の板の繋ぎ合わせや、骨組み補強の取り付けを、機械を使って溶接で行っています。全長約20mの製品でも3mmの寸法の違いが品質や安全性に関わってくる、ものづくりの大変さや面白さを感じます。学生時代、鉄道車両のような大型構造物の振動に関する研究を行ったことがきっかけで、鉄道車両製造に興味を持ち就職を決めました。

 将来の夢は車体設計に携わり、できあがった車両に乗車して楽しんでいる人を見ることです。その為にも、様々な製造現場の仕事に関わり、製造のノウハウや車体の構造を学びたいです。現在の仕事では、大学で学んだ事が実際に活用されたり、作業1つ1つの意味の理解に繋がったりと、とても面白いです。

 大学では先生方は勿論、学生の中でも、学問的な事から趣味的な事まで様々な分野で詳しい人がいます。専門書も時間もあります。新しい事に沢山チャレンジできる環境であり、また、元々興味のある事や新しく始めた事にのめりこむことができる環境でもあります。折角の人生の夏休み、悔いのない大学生活を過ごせることを祈っております。

 


生活に身近な、音に関わるものづくりをしています
鈴木 美紗 さん
 SUZUKI Misa (秋田県/湯沢高校出身)
株式会社JVCケンウッド メディア事業部ライフスタイルビジネスユニット技術部1グループ
システム科学技術学部 電子情報システム学科(2017年度卒業)


 現在はイヤホン・ヘッドホンの設計を担当しており、開発初期には3DCADを使った新構造の検討や、部品の選定等を行っています。仕様決定後には試作を行い、試作品を使って信頼性試験を行っています。実際の生産現場で試作を行うため、海外出張する機会も多くあります。生活に身近なものづくりがしたかったことと、昔から音楽が好きだったので、音に関わるも
のづくりができればと思い、この会社に入社を決めました。

 秋田県立大学の魅力は面倒見が良いことだと思います。教員に質問しやすい環境で、丁寧なアドバイスを受けて卒業論文を書き終えることができました。また、就職支援も手厚く、オススメの求人を個別に紹介頂いたこともありました。学生生活の思い出としては、学生自治会での活動が心に残っています。学内イベントの企画・運営等を行ったほか、学外のイベントに参加する機会もあり、他大学の学生や、地域の方と出会うことができました。自らの成長にも繋がる貴重な経験となりました。

 今後、世の中のニーズは刻々と変化していきます。トレンドに敏感になり、時代を先取りした商品を開発していきたいです。みなさんも自然豊かな秋田で、充実した学生生活を送ってください。
 


ものづくりの基礎から専門知識まで学ぶことができました
黒澤 瑞穂 さん
KUROSAWA Mizuho(秋田県/湯沢高等学校出身)
秋田エプソン株式会社 生産技術部
システム科学技術学部 機械知能システム学科(2019年度卒業)


 設計の仕事がしたかったことと、地元に貢献したいという気持ちから、現在の会社に就職しました。今は生産設備の改造・改善を行う部署に所属し、部品や設備の設計をする仕事をしています。実際に働いてみると、大学で学んだことが基礎になり、業務への入りはすんなりできたのですが、経験不足からか、予想していなかったことで失敗することが多々ありました。日々ものづくりをしていく中で、失敗を経験に変えて、ちゃんと動く装置を作れるようになりたいです。

 大学では、ものづくりの基礎から専門知識まで学ぶことができました。実験や工作機械研修など、手を動かして学ぶ講義では、友達と協力して作業することで、就職後に必要なコミュニケーション力も身につけられたと思います。大学生活で最も心に残っているのはサークル活動で、潮風祭(文化祭)実行委員として、潮風祭の企画や準備、パンフレットなどの広報物作りをしていました。連日忙しさが増していき大変でしたが、無事に全日程が終わったときの 達成感と楽しさが今でも残っています。これから入学する皆さんにも、楽しくてあっという間の4年間、悔いが残らないよう充実した日々を送ってもらいたいです。

 


「作品」と呼べる建物をつくりたい
石川 武尚 さん ISHIKAWA Takenao(秋田県/秋田西高等学校出身)

株式会社竹中工務店 東京本店設計部 設備部門 設備8G
システム科学技術学部 建築環境システム学科(2016年度卒業)
大学院・システム科学技術研究科 建築環境システム学専攻(2018年度修了)


 私は「設備設計」の仕事をしています。設計者はプロジェクトを主導する立場で、企画から建物の竣工まで関わります。建築設計・構造設計と打合せを重ねながら、快適に過ごせる・建物がより良い状態で維持される室内環境を設計し、建築主のおもいをかたちにします。竹中工務店を志望したのは、こだわり抜いて最良の建物を作るという、建築に対するひたむきな姿勢に惹かれたためです。

 研究室の恩師に出会えてから、「学ぶ」ことが楽しくなり自分の視野が広がったと思っています。在学時、取り組んでいた断熱改修後の住まいと環境の変化についての研究を一般に向けて講演した際は、研究で得られた知見を教える立場に変わったことで、自分の成長を実感出来ました。学生の間に過ごす時間は、学生の時にしか出来ない貴重な経験がたくさんあり、自分の良さや武器を知る機会となるはずです。学生生活、悔いの残らないように満喫して下さい。
 今後の目標は、自分で「作品」と言えるような建物をつくることです。入社してから、建物をつくるためには、「使い手」と「作り手」の両者の想いや時間を共有し、議論を重ねなければいけないということを学びました。いつかは生まれ育った東北で沢山の方々に愛される作品をつくれたらと思います。
 


研究室という小さな社会で、自分の世界を広げることができました
石山 翔平 さん ISHIYAMA Shohei(茨城県/茨城高等学校出身)

野村貿易株式会社 経営企画部
システム科学技術学部 経営システム工学科(2016年度卒業)


 3年間の営業(畜産・水産)を経て、現在(※取材当時)は内部監査室に所属し社内の監査を行っております。学生時代に海外に出向く活動をしていたこともあり、海外に関わる仕事がしたく、この会社を選びました。海外の取引や商材の知識を蓄え、その道のプロフェッショナルになるのは勿論のこと、将来駐在員としても活躍できるように頑張ってまいります。

 秋田県立大学の魅力は、少人数教育で教授陣との距離が近いのもさることながら、実際に研究室に所属する前からも研究の実態等に関わる機会が多いことです。私個人の思い出としても、日夜研究に勤しんだ日々が最も強く印象に残っております。小さな社会に所属し、結果に繋がる行動を考えながら研究を行うことで、いざという時の行動力/体力や筋道を立てた考え方を培うことが出来ました。

 大学生活は今にして思えば、社会で働く前に自分の世界を知覚(再認識)できる場であり、新しい価値観を創れる/広げられる最後の場だったと感じます。未知の可能性に飛び込むことは最初は怖いかもしれませんが、これから入学するみなさんも、自分の世界/可能性を自分の手で広げられるよう、飛び込んでいってください。大学卒業までにやり切ったと思えるようなアクションを起こせることを願っております。

 

細やかなサポートを受け、問題を共有することの大切さを学びました
進藤 諒 さん
SHINDOH Ryo(秋田県/秋田北高校出身)
 TDK株式会社 生産技術本部 生産技術センター FAソリューション部
 システム科学技術学部 機械知能システム学科(2014年度卒業)
 大学院・システム科学技術研究科 機械知能システム学専攻(2016年度修了)


 元々、人々の生活に身近なところで活躍するものづくりに携わりたいと考えていて、幅広い事業領域に電子部品を提供しているTDK株式会社に入社しました。現在は生産に必要な装置の設計を行う部署で、主に社外へ販売する装置を担当しています。顧客の要望に沿って設計を行い、自分の思い描いた動き・機能を実現したときに大きなやりがいを感じます。

 大学生活では、大学院までの6年間すべてで、少人数教育が一番の魅力だと感じました。教員へ相談しやすい環境が整っていて、細やかな指導を受けることができます。大学院生は実験方法一つにしても意味や理由を自分で考え実行するため、責任も大きくなりますが、先生方もより親身になって教えてくださいます。指導教員だけでなく、他の研究室の教員からもアドバイスをもらい、何度も難局を打破することが出来ました。様々な教員からサポートしていただいた経験から、問題に対して一人で悩むことなく、多くの人々と共有し解決にあたるようになりました。

 


興味のあること、やりたいことをやらせてもらえる大学です
三田 明里 さん
SANDA Akari(愛知県/豊田南高校出身)
 デンソーテクノ株式会社 電子11部
 システム科学技術学部 機械知能システム学科(2016年度卒業)


 現在私は、自動車エンジン制御のソフトウェア開発に携わっています。人命に関わる責任の重い仕事の為、私の会社では常に品質を意識しています。また、多くの関係者とやりとりをしながら、日々業務を進めています。そのような環境の中で知識を増やし、ユーザーに安心して使ってもらえる安全な自動車を提供できる技術者になることが、私の目標です。

大学時代、学生自主研究制度に取り組んだことが最も心に残っています。学生自主研究制度は、やりたいこと、興味があることを研究できる制度です。この制度を利用し、私はドローンの研究に取り組みました。周囲とコミュニケーションを取りながら研究を進めることができる環境が整っている為、先生や先輩がしっかりサポートをしてくれます。当時私は、今後ドローンに触る機会はないと思い挑戦しました。今思い返しても、貴重な経験ができたと感じています。

 秋田県立大学は、やりたいことができる・やらせてもらえる場所です。積極的に色々なことにチャレンジしてください。大学で得た知識と行動力が、社会に出たときに必ず役に立ちます

 


自由にものづくりする経験を通じて、 センスや技術力を学べました
牧原 将 さん
MAKIHARA Masashi(岩手県/宮古高校出身)
 株式会社インターネットイニシアティブ
 サービス統括本部 サービスデリバリ部 サービスプロビジョニング課
 システム科学技術学部 電子情報システム学科(2014年度卒業)
 大学院・システム科学技術研究科 電子情報システム学専攻(2016年度修了)


 
インターネットやセキュリティサービスを提供するための顧客提供機器(ルーターやファイアウォール)の出荷や在庫管理の業務をしています。就職先として選んだきっかけは、社会基盤であるインターネットを牽引する仕事をしたい、常に技術者として新しい技術に触れていたいと考えたからです。

 学生のころは、サークル「S.E.I.M.」に所属していました。ロボコンへの参加を通じて、他学科のメンバーの授業内容をシェアしてロボットの設計や製作に活かしたり、授業では学べない技術に触れたりと、充実した生活を送ることができました。 

 また、本荘キャンパスには、創造工房という工作装置・部品などを自由に利用できる施設があり、興味のある分野や技術に触れる機会となりました。この施設を利用して、学内コンテストなどにエントリーし、様々なものづくりに挑戦できたことは、アイディア・技術力・トレンドなどを刺激するとても良い経験になったと感じています。今後も、コンテンツでも技術でもいいので後世に残せる開発・ものづくりをしていきたいと思っています。
 


たくさんのイベントで様々な人と知り合い、とてもいい経験ができました
小林 由佳里 さん
KOBAYASHI Yukari(秋田県/大曲高校出身)
 
清水建設株式会社 東北支店 建築部
 システム科学技術学部 建築環境システム学科(2015年度卒業)


 
私は今、東北地域の各現場で施工管理をしています。インターンシップで実際に現場の雰囲気を味わい、誠実で真面目な仕事をしながらも、楽しくやりがいを感じて働く社員を目の当たりにし、この会社を選びました。毎日の主な業務は、職人さんと工事の工程を打合せし事前に段取りをすること、施工中・施工後に各工事の検査を行うこと等です。

 建築環境システム学科は教授や先輩方と会話がしやすい環境が整っていて、何かあればすぐに相談できたことで、より多くの知識を身に付けられたと感じています。また、建築の設計課題でグループみんなで何度も話し合いをし、時には喧嘩もしながら、一つの建物を設計したことも良い経験になりました。学内の設備もとても充実していて、実験の授業がとても楽しかったです。建築サークルで各県の建物を見に行ったり、毎年学科の先輩後輩達とバレーボール大会を開催したことなども心に残っています。たくさんのイベントの中で様々な人と知り合えることも大学の魅力だと思うので、ぜひ県立大で充実した学生生活を送ってください。


親身になって相談に乗ってもらい、地元に貢献できる道を選びました
三浦 徹弥 さん MIURA Tetsuya(秋田県/由利高校出身)
 由利本荘市役所 由利総合支所産業課 主任
 システム科学技術学部 経営システム工学科(2013年度卒業)


 秋田県立大学の魅力は先生との距離が近いことです。研究室の先生には、卒業研究や就職活動に、親身になって相談に乗ってもらいました。授業や研究以外では、弓道部に所属していましたが、名古屋で開催されるインカレへ自分達で車を運転して泊まりがけで行ったことが心に残っています。

 現在は、農業に関わる業務を中心に仕事をしています。出身地である由利本荘市で頑張りたいなと思ったのが、就職先として選んだ理由の一つです。時には農家さんからの連絡を受けて、外出して現場の様子を確認することもあり、由利本荘市の地域に根差した業務を行っていると感じます。今後は地元地域に貢献できるようにスキルアップして頼りにしていただける職員を目指したいと思っています。

 秋田県立大学に入学するみなさんには、勉学、趣味を問わず、挑戦してみようと思ったことはやってみてほしいと思います。挑戦することで失敗することもありますが、それも良い経験になります。自分の可能性を信じて頑張ってみてください。


★生物資源科学部「FROM NEXT STAGE 活躍する卒業生」
日本の伝統的な醸造文化を守り後世に残す
佐藤 綾 さん
SATOH Aya(秋田県/秋田南高校出身)
小玉醸造株式会社 製造部
生物資源科学部 応用生物科学科(2012年度卒業)
大学院・生物資源科学研究科 生物資源科学専攻(2014年度修了)


 小玉醸造は明治12年(1879年)に創業し、「ヤマキウ」で知られる味噌と醤油、そして「太平山」で知られる清酒の醸造元です。現在は、製品(清酒・味噌・醤油他)の製造や品質管理に関わる仕事をしています。学生時代から、発酵食品に興味があったことと、製造に関わる仕事に幅広く携わりたいと思い、現在の勤務先を志望しました。

 学生時代、講義の中で発酵食品について学んだ際に、仲間が企画した「珍しい発酵食品を食べる会」で、世界一臭いと言われる“シュールストレミング(ニシンの塩漬)”や“くさや”を食べたことが特に印象に残っています。大学時代の講義や研究で、発酵食品の未知の世界や可能性、面白さに目覚め、より好奇心を掻き立てられたことを覚えています。秋田県立大学・大学院での一つひとつの学びや研究が、現在の今の仕事にも繋がっています。

 小玉醸造は、あえて手間暇のかかる生もとや、吟醸を主力とした“こだわり”の酒造りを続けています。入社して6年、仕事は実際に経験してみないと分からないことが多く、日々勉強の毎日です。これからも日々の経験を積み重ね成長し、日本の醸造文化をしっかり守り後世に残していきたいと思います。

 


世界中の人と社会に暮らしの「快」を提供する
石田 栄利子 さん
ISHIDA Eriko(福島県/磐城桜ケ丘高校出身)
仙台小林製薬株式会社 品質統括部
生物資源科学部 生物生産科学科(2008年度卒業)
大学院・生物資源科学研究科 生物資源科学専攻(2016年度修了)


 現在、品質保証に関わる業務を担当しています。具体的には、国内外の査察対応であったり、小林製薬の研究所からの技術移転の確認、原資材の供給者管理や不具合の是正予防処置、変更管理、製品を出荷するための出荷判定等が主な業務です。

 入学してすぐに「学生自主研究」にチャレンジしました。学科を飛び越えて自由に研究させてもらえるところに驚きました。秋田県立大学は、“こんな研究してみたい!”というチャレンジを尊重し、学生一人ひとりの個性をしっかり伸ばしてくれるところが大きな魅力です。先生方との距離も近く、先生がいつも見てくれている、という安心感があります。学生数も少なく、都会の大学に比べたら盛り上がりでは負けるかもしれませんが、とても落ち着く、居心地が良い大学です!!素敵な仲間にも出会え、充実感と達成感に満ちた学生生活でした。

   「熱さまシート」「ブレスケア」「のどぬ〜る」「トイレその後に」・・・、ユニークな新商品を生み出している小林製薬では、何より社内コミュニケーションを重視しています。他部署のスタッフとのミーティングやプレゼンなどでは、日々、新鮮な刺激を受けています。小林製薬の多くの医薬品を通じて、世界中の人と社会に暮らしの「快」を提供できるように、各国の査察にしっかりと対応していきたいと思います。

 


森林の恵みの魅力や大切さを伝える
髙野 雄太 さん
TAKANO Yuta(山形県/山形中央高校出身)
山形県森林研究研修センター 森林生態保全部(研究員)
生物資源科学部 生物環境科学科(2009年度卒業)
大学院・生物資源科学研究科 生物資源科学専攻(2011年度修了)


 山形県の林務職として、多雪地域において有効な育林方法や施業体系に関する研究を行っています。これまで培った知識や技術を生かして地元に貢献したいということと、行政機関の立場で調査の企画立案段階から関わりたいという思いから、現在の勤務先を志望しました。

 学生時代は、大学周辺の松林を保全するため、マツ枯れ木の炭やきボランティアに参加したことが特に印象に残っています。地元のパワフルな方々との交流や、炭窯内での作業、薪割りなど、普通の生活では経験できない体験をしました。また、先生との距離が近く密な議論が日々できたこと、さらには大学周辺のマツ林は山菜やキノコの宝庫で、身近に生物多様性の恵みに触れられたことなど、最高の学修環境の中で学ぶことができました。

 大学での森林調査はササや低木の藪など、道なき道を突き進みました。その中でも、自分が面白いと感じることを作業の中で見つけて取り組むことで、モチベーション維持に繋がることを学びました。現在の仕事でも、自分の専門性と離れた位置づけの仕事を担当することもありますが、効率的な作業方法や興味のある分野との関係性を考えながら取り組むことで、自分の強みをしっかり生かせています。仕事でもプライベートでも森林活動を通して、生物や地域資源の魅力、面白さ、大切さをひとりでも多くの人に伝えていきたいです。


消費者に対し安心・安全な農作物を提供し日本の農業を支える
小野 未来 さん
ONO Miki(秋田県/秋田北高校出身)
農業経営(アグリクリエイター)
生物資源科学部 アグリビジネス学科(2014年度卒業)


 現在、大潟村で農業経営を行っています。具体的には、水稲と野菜(主にカボチャ、メロン)の栽培・販売を家族で行っています。もともと祖父母が農業経営を行っており、将来的には後を継ぐ意志もありましたが、大学在学中に東日本大震災を経験して、生きるために必要不可欠な食料を生産・供給する農業に魅力を感じ、卒業後すぐに就農しました。

 大学時代は学生自主研究や卒業研究に没頭したことが特に心に残っています。担当の先生はもちろん、学科を問わず多くの先生にサポートいただき、とても有意義で贅沢な時間を過ごせました。この経験が今の農業経営に役に立っていると日々実感しています。また、大学では、掛け替えのない仲間と出会い新しい学びをたくさん得ることができました。大学時代の交友関係は自分の中で欠かせないものになっていて、卒業した今でもとても仲良くしています。大学の勉強・研究はもちろんですが、大学生活では、たくさんの出会いや学びがあります。ぜひ様々なことにチャレンジして、自分 の将来の糧にしてください。

 農業を取り巻く環境は日々変化していますが、消費者に対し安全・安心な農作物を提供し日本の農業にしっかり貢献することが目標です。大学で学んだことを活かし、たくさん勉強して自分の目標に近づけるよう頑張りたいと思います。

 


化粧品を通じてすべての人を幸せにする
森谷 歩香さん
MORIYA Ayuka(山形県/寒河江高校出身)
 株式会社アイビー化粧品 開発生産本部
 生物資源科学部 応用生物科学科(2015年度卒業)
 大学院・生物資源科学研究科 生物資源科学専攻(2017年度修了)


 化粧品や健康食品の開発業務に携わっています。製品のコンセプト提案から処方開発や品質確認試験など幅広い業務を担当しています。アイビー化粧品は、製品の企画・研究開発・製造を自社で一貫して行い、販売会社を通じて製品をお客様に届けています。そのため、お客様の生の声をお聞きして、よりお客様が求めている製品を開発できると感じています。

 学生時代は、グアム大学語学研修に参加しました。現地の方々の失敗を恐れず挑戦する姿、自信をもって夢を語る姿を見て、“自分自身も変わりたい”と強く感じました。自分の英語が通じたときには感動したことも強く印象に残っています。その時の経験が、現在の化粧品の研究者として、何事にも果敢に挑戦する積極性と前向きな姿勢に繋がっています。

 「化粧品を通じてすべての人を幸せにする」という高校時代からの夢を実現するためにも、化粧品の処方開発に関する知識・経験はもちろん、化粧品による心理的作用やマーケティングなど幅広い知識を身に着け、柔軟な発想ができる研究者を目指したいと思います。

 


最新の情報と技術を駆使し秋田の農業“職人”を目指す
神田 大樹さん
KANDA Daiki(秋田県/新屋高校出身)
 株式会社 池田 グリーン&アグリ事業部
 生物資源科学部 生物生産科学科(2008年度卒業)


 農産物の栽培に必要な農薬・肥料の販売、栽培施設の設計・施工のほか、産業用無人ヘリコプター・マルチコプターなどの販売からメンテナンスなど、農業関連の様々な商品やサービスの提供を行っています。現在は営業活動を基本に、繁忙期には無人ヘリやドローンを操縦し散布作業も行っています。大学で学んだ生物学全般の知識や圃場実習などの経験を活かせることと、「営業マン」への憧れや「職人」にも魅力を感じていたこともあり、現在の勤務先を志望しました。

 学生時代は、講義や実習・実験に研鑽しながら、仲間とサッカー・フットサルで汗を流すなど、勉強にサークルに精一杯取り組み、青春を謳歌しました!学生のやる気を尊重し個性を伸ばす秋田県立大学だからこそ、充実感と達成感に満ちたフルパワーの学生生活となりました。

 1つの技術導入で数ヵ月後には全く別の形に変わるなど、目まぐるしく変化する農業環境に対して、農業の「職人」として常に最新の情報・技術を駆使して秋田県の農業にしっかり貢献したいと思います。

 


肥料技術者のスペシャリストとして秋田県の農業に貢献
田村 美樹さん
TAMURA Miki(秋田県/能代北高校(現 能代松陽高校)出身)
 全国農業協同組合連合会秋田県本部 生産資材部肥料農薬推進課
 生物資源科学部 生物環境科学科(2015年度卒業)


 JAや組合員に向けて肥料技術の指導に関わる講習会の開催や秋田県種苗交換会などの展示会業務を行っています。稲作農家である祖父の影響を受けて、出身地である秋田県の農業や組合員を支えていきたいと思い、現在の勤務先を志望しました。

 学生時代は、卒業論文で「土壌中に存在しているアーバスキュラー菌根菌の有効活用のための研究」を行い、大潟村の研究圃場で汗を流しながら生育調査を行ったことが心に残っています。日本一の広大な研究圃場で、より現場に近い環境で研究できた経験が、現在の私の仕事の土台と自信に繋がっています。また、いつも先生に親身に寄り添ってアドバイスいただいたのが本当に心強かったです。卒業後の今でも、土壌肥料などについてご指導いただいております。
まだまだ土壌肥料の先輩方にお力添えをいただいてばかりですが、今後も秋田県や日本の農業をしっかり支え、JAや組合員に新しい情報を提供できる「肥料技術者のスペシャリスト」として活躍できるように頑張ります。
 


農家のみなさんに信頼される普及指導員を目指す
新井 理沙さん
ARAI Risa(群馬県/前橋南高校出身)
 群馬県中部農業事務所 伊勢崎地区農業指導センター
 生物資源科学部 アグリビジネス学科(2013年度卒業)


 普及指導員として、主に、農家への栽培講習会や病害虫に関する相談対応などの栽培技術指導、作況調査や新品種・新技術が開発されたときに現場への適応が可能か調査する実証試験などを行っています。もともと実家の祖父母が農業を営んでいたのですが、祖母が体調不良で離農したことがきっかけで「農家を助ける仕事がしたい!」と思い、現在の仕事に進む決心をしました。

 秋田県立大学の学びは、作物の生理生態から栽培技術・農業機械・農業政策・農業簿記・現地実習など、あらゆる分野を広く学べることが大きな魅力です。普及指導員の仕事では正にそれらを網羅し、広い視野をもって農家の経営支援にあたるので、秋田県立大学の学びが日々の業務に大変役立っています。

 まだまだ勉強不足ですが、地域の農業をしっかり支えるため、さらに経験を積んで、農家のみなさんに信頼される普及指導員になれるよう、日々の業務に励みたいと思います。