2019.12.16 MON/16:30〜18:00

木『隅におけない炭のはなし』

秋田県立大学 木材高度加工研究所 教授/栗本 康司 さん

木炭は酸素を制限した環境下で木材を熱分解することで製造される。 木材は主に3つの化学成分−セルロース、ヘミセルロース、リグニン−からなるが、 それぞれの化学組成により熱分解する温度範囲が異なる。 また、熱分解により固相での解重合や重縮合反応により脂肪族と芳香族炭化水素の両方を 持った構造から芳香族系のそれに変化していく木炭化(charcoalization)の過程や、 炭素化(carbonization)と呼ばれる芳香族の多環化や多層構造の進行は、木炭としての質や 微細空隙量などに非常に大きな違いを生む。
 本セミナーでは、木材の熱分解過程とともに、それに伴う生成物や熱分解残渣(木炭) の特性について概説する。また、多くの成書やインターネット等で木炭には多くの機能性 があることが紹介されているが、それらの効果や機能が、どのような科学的、技術的視点 から述べられているのか、また、どのような使用方法が適しているのか、セミナー受講生 の皆さんと考えてみたい。更に、最近注目を集める二酸化炭素除去(CDR、carbon dioxide removal)技術としてのバイオ炭についても紹介する。

キーワード:木炭、熱分解、表面官能基、空隙特性、CDR

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