日本で一番深い湖として知られている田沢湖は,カルデラ湖であり,周囲20km,深度423m,かつては38mという驚異的な透明度を誇っていました.しかしながら,昭和初期の国家事業による玉川毒水の流入により田沢湖は酸性度が高くなり死の湖と化しました.現在,田沢湖の酸性度を改善するための試みがなされています.そこで,地域貢献として本グループの数値シミュレーション技術を駆使し,本来の湖の姿を蘇らせるべく本pH制御問題に取り組んでいます.