秋田県立大学だより 〜 ようこそ本荘キャンパスへ 〜
本荘市市政だよりNo.26 (平成16年7月20日発行) より

研究紹介(14)

電子情報システム学科 電磁工学講座 竹内 伸直教授


 本講座には、竹内伸直教授、高山正和助教授、大久保寛助手の教員3名と大学院生2名および学部学生9名の合計14名がおります。
 ところで、世の中で怖いものといえば昔から【地震・雷・火事・親父】と言われてきました。今では若い学生にとって親父は全く怖くないでしょう。そのかわり、本学科の学生にとっては怖いものとして「電磁気学」という科目があります。(本当は全然怖くないのですが。)
 本講座ではこれらのうちの地震・雷を電磁気学で調べようという気合の入った研究を主にしています。また、高温プラズマの閉じ込めと加熱についてもシミュレーションを主体に研究を進めています。
 地震・雷の研究については、秋田県南部3箇所に大型静電アンテナなどを設置し、無人観測システムにより自然環境電磁変動信号データを常時記録しています。地震については、電磁気現象との関係がしばしば報じられますが、現在までのところ両者の因果関係を科学的に明確に出来ていません。この関係を明らかにする観測結果が得られるなら本当に素晴らしいことです。雷については世界的にも有名な日本海沿岸地域の冬の雷を対象として研究を進めています。




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大型静電アンテナと鳥海山をバックに



 
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