研究設備紹介

多自由度静的実験装置

 油圧ジャッキ、油圧ポンプ、加力制御用コントローラ等から成る自動制御静的加力装置(理研精機製MP-6ALS-S7)で、実験棟1階の建築構造実験室に設置されています。加力装置1台につき3軸の加力制御を行うことができ、水平軸用の500kN(≒50ton)および鉛直軸用の2,000kN(≒200ton)の油圧ジャッキを取り付け、各加力軸を独立して加力することができます。加力制御は手動による半自動制御(荷重/変位)に加え、PCと接続することにより目標荷重(変位)への加力指示を逐次自動で行うオンライン制御も行うことができます。

 本実験室にはこの加力装置が4台設置されており、計12軸の加力を同時に行え ます。本研究グループでは、この多くの加力軸を用いて下図に示すような載荷装 置を2セット設置し、本グループで開発したプログラムを用いたサブストラクチ ャ・オンライン実験を始め、各種構造実験を行っています。

これまでの構造実験の実施例:

 ・鉄筋コンクリート造柱の静的加力実験/サブストラクチャ・オンライン実験
 ・鉄筋コンクリート造壁の静的加力実験
 ・コンクリートブロック組積造の静的加力実験/オンライン実験
 ・鉄骨筋違接合部の静的加力実験/サブストラクチャ・オンライン実験


多自由度静的実験装置


動的載荷試験装置(10kNサーボアクチュエータ)

 実験棟2階計測制御室に設置されている容量10kN,最大ストローク±100mmの油圧式サーボアクチュエータシステム(島津製作所製EHF-JF10kNV-100-A10)です。本試験装置を用いて各種デバイスの性能試験や,構造模型実験などが行えます。またアクチュエータに水平テーブル(600×600mm)を設置することで振動台実験も行えます。制御装置(島津製作所製4830形)によりPC専用ソフトウェアで,各種耐久試験,静特性試験などを簡易に行うことが可能です。また載荷波形はサイン波,三角波,矩形波等の各種基本波形と地震波等の任意波形などが制御できます。

10kNサーボアクチュエータ


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