9月3日の講義内容 公開講座

鉄骨造建物は地震でどうなったか?
~建物の特徴から見る、地震被害の傾向につて~

助教 小幡  昭彦(おばた あきひこ)

比較的大きな空間を一面で覆うことのできる鉄骨造の建物は、工場・倉庫・体育館などの様々な特殊用途で使用されます。これらの鉄骨造建物は、構造的にも一般住宅や鉄筋コンクリート造建物とは違った特徴を持っており、今回の東日本大震災では、そのような建物も多くの被害を受けていました。本講演では、そのような鉄骨造建物の特徴を踏まえ、地震や津波で受けた鉄骨造建物の被害の状況について解説します。

住宅の津波被害
~津波被害の後、こんなふうに暮らしています~

助教 石山  智(いしやま さとる)

地震被害による住宅の主要な被害について解説するとともに、多くの住宅や木造建物が倒壊、流出した津波被害について、流出した建物や逆に流れ残った建物の状況、津波の到達位置、周辺環境を考察しながら解説します。また、津波被害に遭った地域、住宅で暮らしていくために考えなければならない様々な問題について、実際の事例を交えながら解説します。