7月16日の講義内容 公開講座

「秋田の中小企業経営戦略」~中国の孫子の兵法・兵法三十六計に学ぶ~

教授 谷内 宏行(たにうち ひろゆき) (システム科学技術学部/経営システム工学科)

東日本大震災の影響もまだ収まらぬ東北秋田において、製造業・サービス業の中小企業は厳しい現状にさらされています。こんな時こそ、中小企業の底力を発揮するべきです。しかし、ただ闇雲に突き進んでもそこに確たる戦略がなくては勝算もおぼつかないものです。そこで小さい企業が勝ち続けるには中国の「孫子の兵法」と「兵法三十六計」が大いに参考となります。P.F.ドラッカーやM.E.ポーターの現代の経営戦略にプラスして中国の兵法を解説し、秋田の中小企業経営戦略の指針を講義します。

「条件不利地域の存在意義と魅力」~コミュニティビジネスの可能性を探る~

教授 長濵 健一郎(ながはま けんいちろう) (生物資源科学部/アグリビジネス学科)

農業生産のみならず、生活環境も不利な条件におかれている「中山間地域」を維持していかなければならないのはなぜなのでしょうか。「中山間地域等直接支払制度」等の政策を講じているにもかかわらず、「限界集落」が増加するのはなぜなのでしょうか。 しかし農業生産・生活条件の不利性を抱える一方で、地域には魅力的な資源や文化が数多く存在しています。このような資源・文化を生かしたコミュニティビジネスの可能性を探り、条件不利地域再生の方向を模索します。