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木質系バイオマスの前処理のためのリング型粉砕媒体利用高衝撃粉砕機の開発

機械知能システム学科 准教授 高橋 武彦

今進めていること

木質系バイオマスの前処理のためのリング型粉砕媒体利用高衝撃粉砕機の粉砕挙動の解明,動力エネルギーの評価および省エネルギー化を進めるとともに,間伐材を原料とするバイオエタノール製造のための前処理用粉砕機の実用化を進めている.

少々詳しく言うと・・・

現在,草本系・木質系バイオマスより酵素・酵母を用いたバイオエタノール製造が注目され,その前処理工程に省エネルギーな粉砕機が望まれています.本研究グループでは,リング型粉砕媒体利用高衝撃粉砕機を開発し,エタノール変換の前段階である酵素糖変換効率が70%のと良い結果を得ております.
本研究では,その高衝撃粉砕機の粉砕挙動解明および動力エネルギーの評価を目的として,リング挙動をシミュレーションにより再現し,その動力エネルギーの算出,および低エネルギー駆動を検討しています.

ここまで到達したい!

木質系バイオマスからのバイオエタノール製造で,キーとなるのは前処理技術であり,そこに投入するエネルギーを低減することである.そのため,本研究では,エタノール1Lあたりの粉砕の投入エネルギーを2MJ以下することを目標とし,バイオエタノールの製造工程全体でも1Lあたり15MJ以下の投入エネルギーを目指している.

おまけの一言

木質系からのバイオエタノール製造は,回りまわって林業を活性化し地域に貢献できるものと思います.