秋田県立大学 地域連携・研究推進センターHOME研究紹介

聴覚のしくみに基づいて立体音空間をコントロールするシステムの実現

電子情報システム学科 准教授 渡邉 貫治

今進めていること

音空間情報を使用者個人ごとに合わせて,高精度に再現する研究です.

少々詳しく言うと・・・

耳に入る音を再現することで,音の方向感・距離感など(音空間情報)を,高い臨場感で合成するための研究です.そのようなシステムの一つとして,聴覚ディスプレイが知られており,何もないところから音が聞こえるように感じさせることができます.最近では,パソコンに搭載されている画像処理用の装置(GPU)を使った聴覚ディスプレイ(図)を開発し,たくさんの仮想的な音を同時にコントロールできるようになりました.

ここまで到達したい!

これまでは音空間を正確に再現することを扱ってきましたが,例えば遠隔地におけるコミュニケーションへの応用を考えると,空間情報をどのように伝送するかも考える必要があります.また,視覚や体性感覚のような音以外の情報も考慮した新しい技術にも取り組んでいきたいと考えています.

おまけの一言

この研究は,遠隔会議システムのようなビジネスアプリケーションから映画・ゲームのようなエンターテインメントまで,様々な応用が期待できます.