「秋田の森林と建築家を育てる設計競技」に入賞!

「秋田の森林と建築家を育てる設計競技」に入賞

―建築環境システム学専攻・建築環境システム学科の学生の2作品が選ばれる―

 

 

10月5日に秋田市で「秋田の森林と建築家を育てる設計競技」の審査会が行われ、建築環境システム学専攻2年・小澤弘毅さんの作品が1等に、建築環境システム学科4年・野澤翔太さんの作品が佳作に選ばれました。16日には秋田拠点センター・アルヴェで授賞式が行われました。

 

この審査会は「秋田スギ夢工房」と「秋田杉で街づくり」ネットワークが開催しており、今年で5回目となります。小澤さんの作品「イシのある家」は、山形県高畠町の傾斜地に地場産の高畠石と秋田杉を使用して職人向けのアトリエ兼住居を建築することを提案し、1等を獲得しました。また、野澤さんの作品「mediumbrella」は、軒の高さを場所によって変えることで内部を開放的に見せる長屋型住宅を提案しました。

 

 

 プレゼンテーションを行う小澤さん 小澤さんの作品「イシのある家」

 プレゼンテーションを行う小澤さん

 小澤さんの作品「イシのある家」

 

◆1等・小澤さんのコメント◆

この度は、このような賞を頂き大変嬉しく思っております。このコンペへの参加は、私自身、秋田杉の活用への興味から一昨年から続けており、今回で3回目の受賞となります。今年は、参加できる最後の年ということで、初心に帰り、建築設計を学び始めた頃の住宅設計の案を再度練り直し、また、地方に目を向け地場の物を建築の中に取り入れた住宅を提案しました。そこには、日々過ごす空間の中で次代の子供達に地域の歴史や文化を新たな形で継承していってほしいという思いがあります。

来年からは、私は、社会人として建築設計に携わります。これまでご指導下さった先生・皆様に感謝し、責任をもって臨んでいきたいです。ありがとうございました。