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2018-11-30
  
秋田県立大学 全国高校生建築提案コンテスト2018 
もてなす建築 審査結果発表


【講評】
 高校生たちの自由な発想が描く“明日のあるべき建築像”について提案を募ってきた全国高校生建築提案コンテストも本年度で第12回目を迎える運びとなりました。「もてなす建築」というテーマのもと、全国23都道県33校より61点の応募があり、うち14校が初応募という大変印象深い審査となりました。

 都市部への人口流出が顕著となり、人材・産業ともに衰弱が顕著となっている地方部にとってツーリズムがもたらす経済効果は、地域振興の一種の切り札ともなりつつあります。これは日本に限ったことでなく、世界においてもそのような状況からその土地が持つ歴史的・文化的なポテンシャルを生かし観光産業にまで昇華させた国や地域の実例が多く見られます。この点において審査では、「もてなす」という言葉通りに“真心を込めて訪れた人々を歓待する”のみでなく、提案した建築が身の回りにどのような波及効果をもたらすのかがポイントとなり、実は建築設計計画の基本である対象敷地・地域全体の入念なサーベイが何よりも重要であったと考えています。そういう意味では今回のテーマは取り組みやすいものの、「もてなす」ことを考える上では非常に奥深いものであったのではないでしょうか。

 今回の応募では、各シーンで来客をどのようにもてなすのかを丁寧に練り上げた提案作品が多く見られました。中には、彩色やパースといった図面表現が卓越している作品も見られ、応募作品全体のレベルの高さが窺えました。その中でも入賞作品は、地域が持つ歴史的・文化的なポテンシャルと現状を丁寧に考察するとともに、訪れた人々にとって心地よい「もてなし」の空間を自由な発想で創造豊かに提案してくれたものでした。また、住宅や宿泊施設でなく、トイレや詰所、交番など敷地面積が小さい建物に対し、細部に至るまでとことん突き詰めた作品は、まさに皆さんの自由な発想がもたらした個性的な提案そのもので、審査員一同大いに感心させられました。今回ご応募いただいた高校生の皆さん、ご指導やご協力を賜りました先生方に心からの感謝を申し上げるとともに、皆さんの若いアイデア、若いパワーが魅力的な建築空間の創出ならびに地域活性化の礎へとつながってくれることを期待しております。

秋田県立大学 高校生建築提案コンテスト選考委員会
システム科学技術学部建築環境システム学科 学科長 西田哲也
 
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【審査会の様子】

【審査結果】※各同賞内は、作品受付順です。
■最優秀賞(1点)
「海外に発信!車いすの人でも楽しめるアクセシブルな住まい 
       ~別府の魅力を十二分に堪能することができる場所~」
山下 悠夏(大分県立鶴崎工業高等学校3年)
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※クリックすると拡大します。
 
 

■優秀賞(2点)
「有機的デザイン建築でおもてなし~渋谷スクランブル再生計画の提案~」
長谷川 愛(東京女学館高等学校1年)
 
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※クリックすると拡大します。
 
「ババヘラ ステーション」
佐藤 礼里、早坂 由佳、藤崎 麗花、吉田 遥香(秋田県立秋田工業高等学校3年)
 
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■佳作(7点)
「砺波平野の龍宮城。」
前澤 颯飛(富山県立富山工業高等学校3年)
  
「サイクリングの聖地とお遍路の融合 ~『QUBE HOUSE』によるおもてなし~」
藤林 風暖(愛媛県立今治東中等教育学校5年)
 
「七つ星トイレ」
長谷川 修介、大橋 荘偉(秋田県立秋田工業高等学校3年)
 
「道の駅 和傘」
渡邊 健太(福島県立郡山北工業高等学校3年)
 
「混コース ~concorse~」
奥田 涼太郎、草野 百々、浅子 港(埼玉県立大宮工業高等学校3年)
 
「笑顔和心 ~庭が繋ぐ、心と人~」
小峰 大空(静岡県立科学技術高等学校3年)
「仮設交番 ~ANDON~」
徳村 隼(兵庫県立尼崎工業高等学校3年)
 
【応募状況】 
■応募総数:61点(うち県内応募作品2点)
■応募高校数:33校(23都道県)

【賞状・記念品等の送付について】
入賞された方への賞状と副賞、応募された方全員への記念品と作品評は、12月中旬~12月下旬に発送する予定です。

【参考サイト】
 ●コンテスト募集要項および関連資料
 ●建築環境システム学科運営ページ

※ご質問、ご不明な点がございましたら、下記連絡先までご連絡をお願いします。


秋田県立大学本荘キャンパス 建築提案コンテスト係
(本荘キャンパス事務局 総務・企画チーム)
TEL 0184-27-2000
E-mail office_honjo@akita-pu.ac.jp

 

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