塾長メッセージ
交流塾の将来


薫風・満天フィールド交流塾 塾長 露崎浩
薫風・満天新聞1号より


 私の講義でのことですが、
 交流塾の活動に参加した学生の何人かに受講態度の変化が見られました。
 目の輝きが参加の前後で違うのです(二人)。
 いつも寝ていた学生は参加する度に少しずつ変わり、
 今では最後まで聞くようになりました(こちらは一人)。
 この話を塾運営のほかの先生に話しても、とりあってくれません。
 「偶然じゃない?」と。 
 しかし、そうでしょうか。
 先日、秋田県立大
学で開かれた講演会で、
 前弘前大学副学長の大
関邦夫さんは「講義外で付き合い、
 教員という立場を離れた姿を見せると、
 学生の講義や教員への意識が変わると期待できる」と強調していました。
 確かに「感性」「挑戦心」「行動力」を評価するのは容易ではないでしょう。
 それでも、いろいろな手法を学び、活用して学生の諸能力を伸ばすことで、
 さらなる人間力の向上に生かしたいと考えています。
 「偶然じゃない」証として、平成二十年度「活動メニュー(案)」を見ることもできます。
 学生の期待が伝わってくるのです。 私たちは、これらのメニューをこなす延長上に、
 幾つかのサークルの誕生を思い描きます。
 例えば「先進的あるいは社会のニーズに応じた農業に取り組み、農家と作業等を共にする」サークル、
 あるいは「自然を楽しむことで、自然の大切さを社会に発信する」サークル、
 「伝統的な食および現代における食生活の在り方に取り組む」サークルなどです。
 これらのサークルが主体となって、交流塾まつりや全国農業学生フォーラムを開催するー。 
 活動成果を広く伝えることで、地域住民・社会との交流が深く進んでいくー。 
 どうです? 実現しそうでしょう。
 私は今、とてもワクワクしてくるのです。