本学嘱託職員が根研究学会学術奨励賞を受賞しました

本学嘱託職員が根研究学会学術奨励賞を受賞しました

 

 

 本学生物生産科学科の松波麻耶職員(植物生態生理学講座)が根研究学会より学術奨励賞を授与されました。授賞式は平成25年11月9日と10日に栃木県那須塩原市で開催された第39回根研究集会にて行われました。

 

 受賞対象となった研究業績は「栽培イネの養水分吸収能の土壌環境応答に関する作物生理学的研究」です。

 

 松波氏は深刻化する灌漑水や化学肥料等の資源不足を背景に、投入資源の節減下でイネの生産性を向上させるメカニズムを、多様なイネ品種の養水分吸収能力に着目して研究を進展させてきました。その研究の過程では、遺伝子レベルでの解析からフィールドでの収量性の解明など分野横断的な幅広い着眼点で取り組み、得られた成果は品種開発や生産現場の技術移転への端緒となることが期待されます。また研究成果の積極的な発信に努め、国内外の学術集会では優秀発表賞を2度受賞し、学術論文にも多数掲載されています。さらに松波氏は育児と研究の両立を図りながらこれらの業績を上げてきており、女性であり母親でもある若手研究者が高い評価を得てさらに活躍の場を広げることにより、未来に続く若手女性研究者は大いに勇気づけられるものと考えられます。

 

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 【副賞の根研究学会受賞記念パーカーを着て】

 【植物生態生理学講座の根研究チーム】