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第59回東北畜産学会大会で「優秀発表賞」を受賞!

2009-09-17

生物資源科学研究科生物機能科学専攻 博士前期課程1

相馬未來(生物化学研究室所属)

 

 

平成21923日に宮城県(仙台市)で開催された第59回東北畜産学会大会において、「優秀発表賞」を受賞しました。

 

東北畜産学会は、畜産に関する学術の進歩を図り、併せて東北地域における畜産業と畜産技術の発展に寄与することを目的としています。最近は、優秀な家畜を大量に生産することが可能な受精卵移植技術や体細胞クローン家畜の作出技術の進歩にあわせて、先端的な動物バイオテクノロジー(比内地鶏肉のDNA鑑定技術、摂食を調節するホルモンの研究、顕微授精など)の研究報告も行われています。

 

本賞は、学生・社会人の区別無く、大学・国・県に所属する40歳以下の研究者が対象となり、発表内容のわかりやすさ・研究手法の的確性・研究成果の重要性について審査が行われます。今回は29演題のうち、5演題に対して優秀発表賞が授与されました。本賞は今年で創設5年目ですが、私の所属する研究室からは5年連続の受賞となります。

受賞発表タイトルは、「マウスES細胞及びXEN細胞が有する原始内胚葉系列細胞への分化能の比較(相馬未來、齊藤耕一、細井勇輔、春日和、小林正之、小嶋郁夫)」です。

 

ES細胞(胚性幹細胞)とXEN細胞(卵黄嚢幹細胞)は、哺乳動物の受精卵から取り出された細胞ですが、試験管内で増殖させることができます。

ES細胞は、哺乳動物のからだを構成する、あらゆる種類の細胞に変化することができる能力を持つ(細胞分化能と呼ばれる)という理由により、畜産分野や医学分野で大きく注目されています。また、胎仔を包み込む卵黄嚢をつくる原始内胚葉系列細胞への分化能を持っています。

XEN細胞も原始内胚葉系列細胞への分化能を持つので発生学研究に非常に有用であると考えられています。しかし、これまでES細胞とXEN細胞の持つ原始内胚葉系列細胞への分化能について比較はされていませんでした。今回の発表では、ES細胞とXEN細胞の細胞分化能を詳細に調べ、比較した成果を報告しました。この研究成果により、XEN細胞を用いた新たな発生学の研究を展開できるようになりました。

 

今回の受賞を励みに、これからもさらなる意欲を持って研究活動に邁進し、独創性あふれる発見に向け努力を重ねていきたいと思っています。

 

最後になりましたが、研究を進める際にご指導いただきました小嶋先生、小林先生、春日先生をはじめ、共に実験を進めた生物化学研究室の皆様に深く感謝いたします。

 


 賞状を手にする筆者
賞状を手にする筆者
  研究室のメンバーと
研究グループのメンバーと♪
研究室での様子
研究室での様子 その1

研究室での研究風景

研究室での様子 その2

 生物化学研究室 動物細胞(幹細胞)研究グループ 平成21年度メンバー
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