2016.5.26.Thu/16:30-18:00

木花粉散布の近くて遠い問題:
ブナはどうやって近親交配を避けているのか

秋田県立大学 木材高度加工研究所 特任助教/稲永 路子

風媒樹種ではしばしば非常に長距離の花粉散布が観察されるが、これは地理的スケールにおける知見であり、局所スケールでは距離依存散布(距離が近いほど高頻度に交配)が卓越することが知られている。さらに、集団内において遺伝的に近縁な個体が互いに近距離に分布する空間遺伝構造が存在すると、結果として近親交配が増加し、次世代の適応度が低下する可能性がある。
本発表では、典型的な風媒樹種であるブナが近親交配を避け、健全種子の生産を担保しているしくみについて、長距離花粉散布の重要性と近交弱勢の役割の両面から考察する。

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