これは、mRNAには測定の可能性があるということ、 そして、情報から一番近い「形あるもの」だということに起因する。 たとえばプロテオーム測定に用いられる2次元電気泳動で 分離・検出できるのは、せいぜい数千スポットである。 しかもタンパクが親水性で、 その等電点が中性付近でないと難しい。 そして検出できても、そのスポットがどのタンパクなのか、 同定できるとは限らない。 定量は至難で、その精度も低い。 まだ、たいへんなのだ。