落ち着きのない遺伝子

  いくつかの遺伝子は、あらゆる実験のセットで、落着きなく変動する。
たとえば日周性のある遺伝子は、
それに配慮した実験系を組まない限り、動いてしまう。
またHSPやCSPといったショック誘導性の遺伝子も、
ちょっとしたサンプルの取り扱いに不寛容である。
こうした遺伝子は、なるべく最初の発見のプロセスから除いておくべきだろう。

そのために、自前のメシエカタログを用意しよう。
自分の扱ういつも動き易い遺伝子群を、
ちょうどコメットハンターのためのカタログのように、
あらかじめリストアップしておくといい。
これはコントロールの生物学的な繰り返し実験から作ることができる。

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